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2002 Fiscal Year Annual Research Report

医用画像DICOMのロスレス圧縮符号化と院内伝送システムへの応用

Research Project

Project/Area Number 14750294
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

黒木 修隆  神戸大学, 工学部, 助手 (90273763)

KeywordsDICOM / ロスレス圧縮 / JPEG / Lossless
Research Abstract

本研究は、医用画像を対象としたロスレス圧縮符号化方式の高能率化を目的として行われた。平成14年度は(1)"近接順位に基づくインデックスカラー画像の予測符号化"、および(2)"医用画像DICOMのロスレス圧縮符号化"の2件の研究成果発表を行った。
(1)では画像中で使用されている色を、カラーテーブル上のインデックス番号に置き換えることによって、高能率に圧縮する手法を提案している。カラーテーブルを用いた従来の圧縮手法としては、GIF、PNG、CALICなどが存在していたが、提案手法ではGIFに比べて約12ポイント、PNGやCALICに比べて約5ポイント圧縮率を改善し、元画像のデータサイズを約半分に圧縮できることを示した。
(2)では16bit/pixelの医用画像について明度の分布範囲を調査し、画像を取り込んだ医療機器によって、分布の範囲および量子化ポイントに大きな差があることを示した。その上で、それぞれの分布に固有の冗長性を削除することで、JPEGのロスレス方式による圧縮率よりも最大で2倍近い高い圧縮率が得られることを示した。
本年度の研究によって、DICOM形式の画像は通常のカラー自然画像には存在しない独特な冗長性を持つことを示した。平成15年度はそれらの冗長性の削除に最適な手法を探求すると共に、DICOMフォーマットへの圧縮データの組み込み、および画像伝送システムの構築へと研究を発展させる予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 黒木修隆: "近接順位に基づくインデックスカラー画像の予測符号化"情報処理学会論文誌. 43巻・10号. 3191-3198 (2002)

  • [Publications] 黒木修隆: "医用画像DICOMのロスレス圧縮符号化"産学官技術移転フェア2002ハンドブック. 29 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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