2002 Fiscal Year Annual Research Report
都市交通整備計画や交通行動分析におけるフラクタル概念の導入手法に関する基礎研究
Project/Area Number |
14750445
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
高瀬 達夫 信州大学, 工学部, 助手 (10283235)
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Keywords | フラクタル / 交通行動分析 |
Research Abstract |
1. 都市における交通の広がりを明示化するためにフラクタル概念の導入可能性の検討を行うために本年度はまず全国の様々な都市を対象として、各都市ごとに地図より鉄道網、主要道路網、駅等の交通基盤施設分布網それぞれについて地図を作成し、各市町村においてゾーン(例えば市町村内の地区に分類する)ごとの人口を求め、それぞれの重心点を設定して人口を加重とした人口分布地図も作成することを目標とした。しかしながら各都市の都市圏域の設定方法を決定することが難しく、またそれによりフラクタル次元の値が変わってくるため、現在様々な圏域設定を行いフラクタル次元の測定を行っている。 2. 交通行動分析にフラクタル次元を導入するための最適な手法を決定するために、まず現在の交通行動モデル作成手法について調査を行った。現況では事業所等の立地や意思決定過程における相互作用を表現することにフラクタル概念の導入可能性が高いと思われる。 3. 交通行動分析にも近年しばし用いられている潜在変数を用いた意思決定モデルへのフラクタル概念の適用法を探るための基礎研究として、本研究者が従来から行ってきた景観評価に対して意思決定とフラクタル次元を組み合せた構造モデルを作成し、その研究結果を土木学会中部支部研究発表会にて発表した。
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Research Products
(1 results)