2002 Fiscal Year Annual Research Report
精神分裂病のドパミン受容体・代謝関連酵素の遺伝子領域における連鎖不均衡伝達テスト
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14770516
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
山本 賢司 東海大学, 医学部, 助手 (10287071)
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Keywords | Schizophrenia / Genetics / Neuroleptics / Transmission Disequilibrium Test |
Research Abstract |
本年度の計画は臨床評価とDNAサンプルの収集が中心であり、DSM-IV(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorder 4th edition)による診断や、年齢・性別・発症年齢・家族歴・入院期間・今日までの薬物治療歴を診療録などから調査した。また、患者様との面接を行い、精神症状をPANSS(Positive and Negative Symptom Scale)で評価した。定型抗精神病薬に対する治療反応性の評価はKaneら(Arch Gen Psychiatry 81:282-289, 1988)が用いた報告に準じ、少なくとも2系統(フェノチアジン系とブチロフェノン系など)の薬剤で、クロルブロマジン換算力価で750mg以上の単剤治療かもしくは1000mg以上の多剤治療が、最低6週間の1治療期間で3治療期間使用されたにも関わらず症状の明らかな軽減が認められず、Global Assessment of Functioning(GAF)などのスケールで重症(GAF<60)と判断されるものを「非反応群」とした。 血液サンプルからのDNAの抽出は標準的な方法で行い、その一部を用いて遺伝的多型の検出を行う条件設定を行った。ドパミン受容体(DRD1〜5)とドパミン代謝に関連した酵素(Tyrosine Hydroxylase, DOPA-decarboxylase, Dopamine Beta-Hydroxylase, Monoamine Oxydase A and B, cathechol-O-methyltransferase)の遺伝子領域について、ブロモーター領域と翻訳領域に存在する既知の遺伝的多型を2ないし3つずつ選び、それそれの遺伝的多型の検出が行えるようにPCR条件の設定や制限酵素での切断の条件などを確立した。 来年度以降はさらにサンプル数を増やし、genotypingを行って、統計学的な処理をしていく予定である。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kenji Yamamoto, et al.: "Dopamine Beta-Hydroxylase (DBH) gene and schizophrenia phenotypic variability : A genetic association study"American Journal of Medical Genetics, Neuropsychiatric genetics. 117b(1). 33-38 (2003)