2003 Fiscal Year Annual Research Report
抗癌剤と樹状細胞ワクチン療法の併用による抗腫瘍効果の増強の検討
Project/Area Number |
14770667
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
畑地 美妃 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20307573)
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Keywords | 抗癌剤 / 樹状細胞療法 / 抗腫瘍効果 |
Research Abstract |
1.抗癌剤投与後のマウス皮下腫瘍の増殖抑制効果の検討 8週適のBalb/c miceの皮下に大腸癌細胞株(CT26)を接種し、接種後10日目にpaclitaxel【○!R】を10,50,100,150,200,300,400μg腹腔内投与して皮下腫瘍の増殖抑制効果を検討した。300μgの腹腔内投与で最も高い増殖抑制効果を得られた。400μgでは40%のマウスが死亡したため過量投与と判断した。 2.抗癌投与後のマウスのin vivoでの免疫学的評価 paclitaxel【○!R】を300μg腹腔内投与したマウスから腫瘍接種後30日目に脾臓を採取し、CD4及びCD8T細胞をビーズにて回収し、CT26を標的にしてELISA及び細胞傷害活性を施行した。正常マウスと腫瘍摂取後30日目の無治療担癌マウスを対照にした。正常マウスや無治療担癌マウスでは、CT26に対する腫瘍特異的なIFN-γ産生や細胞傷害活性は認められなかった。抗癌剤投与マウスでは1245±67pg/mLのIFN-γ産生と19%±4%の細胞傷害活性が認められた。 3.樹状細胞ワクチン投与後のマウス皮下腫瘍の増殖抑制効果の検討 8週のBalb/c miceの皮下に大腸癌細胞株(CT26)を接種し、接種後10日目に樹状細胞ワクチンを投与した、ワクチンマウスは無治療マウスより腫瘍増殖は抑制された(p<0.05)。抗癌剤投与マウスは樹状細胞ワクチン投与マウスよりも更に増殖抑制が有意に認められた(p<0.05)。 4.樹状細胞ワクチン投与後のin vivoでの免疫学的評価 樹状細胞ワクチンを投与したマウスから腫瘍摂取後30日目に脾臓を採取し、CD4及びCD8T細胞をビーズにて回収し、CT26を標的にしてELISA及び細胞傷害活性を施行した。樹状細胞ワクチン投与マウスでは2375±103pg/mLのIFN-γ産生と23%±5%の細胞傷害活性が認められた。
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