2002 Fiscal Year Annual Research Report
特発性大腿骨頭壊死症に対する骨髄幹細胞移植の効果―骨壊死モデル家兎を用いて―
Project/Area Number |
14770754
|
Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
和田 孝彦 関西医科大学, 医学部, 助手 (40309258)
|
Keywords | 骨頭壊死 / 骨髄移植 |
Research Abstract |
今回申請した特発性大腿骨頭壊死症に対する骨髄幹細胞移植を検討するにあたり、ます壊死モデル作製を試みた。骨壊死モデル家兎を作成:成熟日本白色家兎にLipopolysaccharide 15mg/kgを2回静脈注射後、メチルプレドニゾロンを筋肉注射3回行った。4週後に骨壊死モデルとした。その検証にMRI撮影と3羽は屠殺し、病理評価し、骨壊死の有無を確認した。 壊死モデルを確認後作製した同モデル家兎の骨盤より骨髄細胞を採取し、percoll gradient後にfluorescence green linkerを用いてラベル。抗CD34抗体でincubate、IgG immunomagnetic bedsを用いてMACSでCD34陽性の単核細胞を採取している。1家兎から採取可能な骨髄液は少量であり。CD34陽性の単核細胞抽出に時間を要している。 極少量ではあるが、採取した単核細胞を現在、まずアテロコラーゲンに混在を試みている。 壊死モデル骨頭部を開窓し、同アテロコラーゲン包埋単核細胞を移植している。現在は観察中である。近日屠殺し、MRI、病理評価を行う予定である。申請した予定よりも若干の遅れがあるが、兎からの骨髄細胞の採取、抽出に時間を要している。現状としては評価前であり骨髄移植の有用性は明らかにはなっていない。今後は現在のアテロコラーゲンで行った後に骨膜(脛骨)での包埋を行い評価する予定である。
|