2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14770922
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
茂呂 和久 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30317226)
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Keywords | 遺伝子治療 / 神経栄養因子 / 反回神経麻痺 / 機能回復 |
Research Abstract |
治療遺伝子(IGF-1・GDNF・BDNF)導入後のmotor unitの機能回復の検討 Sprague-Dawleyラット反回神経挫滅モデルを用いて、治療遺伝子(IGF-1・GDNF・BDNF)を含む非増殖型アデノウイルスベクター(AxCAhIGF-1・AxCAhGDNF・AxCAmBDNF)を(1)挫滅部位より中枢側の軸索(2)挫滅部位軸索(3)喉頭筋の各3ヶ所へ導入した。導入から2、4、8週後に神経伝導速度の測定・筋電図によるdenervation potentialの回復評価を行い、潅流固定後に(1)運動神経細胞(2)軸索(3)筋肉を含む各部位を摘出し、凍結組織切片を作製した。各組織切片をX-gal染色および抗β-galactosidase抗体を用いて免疫染色を施行し、各々での遺伝子発現強度を観察した。 また、ATPase染色を施行した後に筋断面積をコンピューター解析し、左右比較検討した。遺伝子の発現判定は、(1)運動神経細胞(2)軸索(3)筋肉を含む各部位で抗IGF-1抗体・抗GDNF抗体・抗BDNF抗体を用いた免疫染色法か、あるいは同部位の組織よりRNA抽出後RT-PCR法を施行しmRNA発現の証明により判定した。各治療遺伝子導入によりmotor unitの明らかな機能回復が認められた。
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