2002 Fiscal Year Annual Research Report
高齢オーラルジスキネジア患者の病態に関する3次元的運動解析
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14771104
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
七田 俊晴 昭和大学, 歯学部, 助手 (70307057)
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Keywords | 高齢者 / オーラルジスキネジア / 3次元解析 |
Research Abstract |
近年の高齢者人口の増加に伴い、オーラルジスキネジア患者も増加している。特に、全部床義歯治療においては,義歯が極度に不安定となるため本疾患は重度の難症例となっている。本症例の動態は未だ明らかになっておらず、そのため義歯の製作は通常の症例の準じて行っているのが現状である。 我々は従来よりハイスピードビデオを用いて顔面皮膚上標点の運動経路の3次元解析を行い、又、独自に開発したプログラムにより下顎の動態を皮膚上表面評点から高精度に計測することを可能としてきた。この技術をオーラルジスキネジア患者応用すれば、本疾患の動態を3次元的に明らかにすることが可能となり、将来の治療法開発の大きな一助となると思われる。 現在まで画像解析による下顎運動経路の解析が種々の装置,方法で行われている.しかし,そのほとんどは健常者を対象としたものであり,オーラルジスキネジア患者についてその詳細を明らかにしたものはほとんど無く、特に高齢者についてはその計測法の困難さから報告がない。 オーラルジスキネジアは不随運動であり、その動態を明らかにするには長期間の計測が重要である。しかし、従来マグネットなどを用いて行われた研究では患者にセンサを装着するため長期間の研究には困難があり、特に高齢者についてはほとんどデータがない。 本研究システムでは,無拘束に計測が可能なため患者の負担は最小限に抑えられる.これにより多くのデータを収集が可能となり、将来の治療法開発に大きく貢献する。
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