2002 Fiscal Year Annual Research Report
多分子型の「細胞接着関連ペプチドと高分子とのハイブリッド体」の合成研究
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14771315
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
北條 恵子 神戸学院大学, 薬学部, その他 (20289028)
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Keywords | ポリエチレングリコール / 細胞接着分子関連ペプチド / 多分子型ハイブリッド / アポトーシス / 固相合成 / 癌転移抑制活性 |
Research Abstract |
1.二分子のペプチドを有するPEGハイブリッド体のデザインとその合成 ペプチドの合成は固相法が発達しており、長鎖ペプチドでも近年では合成できるようになった。二機能型ペプチド-PEG(ポリエチレングリコール)ハイブリッド体を固相合成するために、固相上でPEGを導入する手法の開発を検討した。PEGの両端の一方をCOOH基、もう一方をアミノ基へと変換したアミノ酸タイプのPEG(Fmoc-aaPEG-OH)の簡便な合成を検討し報告した。Fmoc-aaPEG-OHを利用し、他のアミノ酸と同じように固相上の合成に供した。C端、N端に細胞接着配列関連のペプチドを導入したbivalentなハイブリッド体(PHSRN-PEG-RGD)の合成に成功した。このハイブリッド体について、マウスメラノーマ細胞における癌転移抑制活性を検討し報告した。 2.アポトーシス活性をもつハイブリッド体の合成 RGD配列のもつcaspasc 3に対するダイレクトな活性化作用に注目し、細胞内でアポトーシスを誘導するようなPEGとのRGD-PEGハイブリッド体の合成検討を行った。まず、PEGの分子量サイズを2000から3000のものを選択し、RGD配列のみのPEG-RGD、RGD-PEG、またさらに活性の高い配列GRGDNP-PEG、PEG-GRGDNPのハイブリッド体を合成した。現在、そのコントーロールペプチドRGDおよびGRGDNPとともにそのアポトーシス活性を測定中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Keiko Hojo: "Improved Preparation of an Amino Acid Type Poly(Ethylene Glycol) Derivative"Chem. Pherm. Bull.. 50・7. 1001-1003 (2002)
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[Publications] Yuich Susuki: "Preparation and Biological Activities of a Bivalent Poly(Ethylene Glycol) Hybrid Containing an Active Site and Its Synergistic Site of Fibronectin"Chem. Pherm. Bull.. 50・9. 1229-1232 (2002)