2002 Fiscal Year Annual Research Report
健康づくりのための一提案―日本における犬の散歩の疫学的研究―
Project/Area Number |
14780035
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Research Institution | Yamano College of Aesthetics |
Principal Investigator |
早川 洋子 山野美容芸術短期大学, 美容保健学科, 講師 (60289981)
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Keywords | 犬用歩数計 / 信頼性 / 妥当性 |
Research Abstract |
実験方法の検討:●犬用歩数計(ワン歩計)の装着法の検討:1.8mmの細いゴム ビデオから歩く毎で伸びている事がわかり、測定には向かない。2.35mmのゴムで首、脚を通して固定(ハーネス・ループ型) ビデオから安定感も良く、また実測と犬用歩数計のカウントの検討結果からこれを採用した。●犬用歩数計(ワン歩計)の位置の検討:1.上部のみ固定。●テンポの検討(100&110bpm):100bpmはゆっくり過ぎてリードを引く飼い主が歩きにくく、また被検犬の歩行が直線にならないので110bpmにした。●距離の検討:10,20,50,100m×各5回特に小・中型犬は、歩幅とスピードが目視では不可能な為、ビデオ撮影することにした。そのため長期距離は困難であった。10と20m、50と100m同様な傾向が見られた。100m×5回は、犬の様子から小型犬、老犬には負担が多い印象。その為、20mと50m(各5回)を採用することにした。 実験1:小・中・大型犬で犬用歩数計の信頼性と妥当性の検討を(ビデオ撮影による実測と比較して)検討した。全被検犬の20mと50mとの間には有意差が無く同等であった。小・中・大型犬の大きさ別に統計処理をすると小型犬には有意差が無く同等であったが、中・大型犬には有意差がみられた。性別で検討すると雌の20m以外は有意差が無く同等であった。犬用歩数計は、全犬種・性別で検討すると距離が長い方が成績が良く実測との差がみられなかった。さらに被検犬を増やし、犬種や性別による検討や自由歩行による長時間装着時の妥当性と信頼性も検討したい。
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