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2003 Fiscal Year Annual Research Report

実物体の反射特性を再現する仮想光学環境の実現

Research Project

Project/Area Number 14780290
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

向川 康博  筑波大学, 機能工学系, 講師 (60294435)

Keywordsプロジェクタ / 協調型複合現実感 / 反射特性 / 照明環境 / SpaceRelighter
Research Abstract

平成15年度においては,システムを複数カメラ・複数プロジェクタに拡張し,比較的複雑な形状を持つスクリーン物体に対して,仮想的な光学パターンを投影する装置の誤計・開発を行った.平成14年度までの試作システムでは,カメラとプロジェクタがそれぞれ1台ずつであったため,光学パターンを投影できない面や,カメラで撮影できない面が存在した.一人のユーザを対象とすれば,ユーザの近くにカメラとプロジェクタを設置することで,大きな問題とはならないが,複数ユーザが存在する場合では,隠れ面の存在は無視できなくなる.
そこで,複数カメラ・複数プロジェクタからなるシステムを作成した.実際の装置ではカメラとプロジェクタを2台ずつ用いているが,原理的にはより多くの台数にもそのまま拡張できるように設計されている.実世界中のある面が,どのカメラから撮影でき,どのプロジェクタから投影できるかという組み合わせ問題を,「撮影回像の分配」および「投影パターンの統合」と呼ぶ処理により解決できることを示した.
さらに,複数カメラ・複数プロジェクタを用いたシステムの応用例として,現実世界の照明環境を記録し,それを忠実に再現できるSpaceRelighterと呼ぶシステムを作成した.記録した光学情報は,ディスプレイ上で2次元的に重畳されるのではなく,現実世界に直接投影することで3次元的に重畳されるため,ユーザは高い現実感を得ることができることを確認した.

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] 石井育規: "光学現象の分類に基づく画像の線形化"情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア. Vol.44,No.5(CVIM6). 11-21 (2003)

  • [Publications] 向川康博: "形状情報と画像情報の併用によるCast Shadowのモーフィング"情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア. Vol.43,No.SIG11(CVIM5). 130-138 (2002)

  • [Publications] Y.Mukaigawa: "Realization of Virtual Photometric Environment by Photometric Pattern Projection"Proc.IEEE International Symposium on Computational Intelligence in Robotics and Automation(CIRA2003). 435-440 (2003)

  • [Publications] 向川康博: "SpaceRelighter:現実空間における照明環境の記録と再現"電子情報通信学会技術研究報告PRMU. PRMU 2003-202. 25-30 (2004)

  • [Publications] 石井育規: "相互反射を含むシーンにおける画像の線形化と光学現象の解析"情報処理学会研究報告CVIM. CVIM 2003-13 7-14. 109-116 (2003)

  • [Publications] 有光博志: "陶器の反射特性学習と仮想光学環境への応用"計測自動制御学会 第3回システムインテグレーション部門講演会(SI2002). Vol.I. 289-290 (2002)

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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