2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14800001
|
Research Institution | Beppu University |
Principal Investigator |
中村 賢二郎 別府大学, 文学部・学長, 教授 (50237393)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 孝 日本大学, 工学部, 教授 (30287578)
益田 兼房 東京藝術大学, 大学院・美術研究科, 教授 (50313317)
篠藤 明徳 別府大学, 文学部, 学長・教授 (80310952)
岸井 隆幸 日本大学, 理工学部, 教授 (30246821)
清水 拡 東京工芸大学, 工学部, 教授 (80097302)
上野 邦一 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (70000495)
和田 幸信 足利工業大学, 工学部, 教授 (40175154)
宮脇 勝 千葉大学, 工学部, 助教授 (30280845)
|
Keywords | 歴史的建造物群保存地区 / 歴史的環境の保全 / 歴史的景観の保存 / ヨーロッパの歴史的都市 / 保存地区 / 歴史的都市・村落 |
Research Abstract |
平成14年度の研究調査では、まず、6月21日の会議にて研究分担者が集まり、本年度の研究の目的等を確認し、国内調査、海外調査の計画を立案。国内調査としては、8月28日から3日間、岡山県、倉敷市、高梁市を調査研究。県の景観条例、倉敷市の美観地区景観条例等の説明を受けると共に、成羽町吹屋伝建地区、旧関谷学校、後楽園等の現地調査を実施した。また、11月21日,22日、函館市を調査研究。初日は、地区保存会の住民代表の聞き取り調査を行った後、都市デザイン課、文化財課から借上げ住宅を巡る経過と問題点について説明を受ける。2日目は現地調査と検討会を実施。海外調査は、まず、中村賢二郎学長が7月末、イギリス・ヨーク市、ドイツ・ヘルボルン市、パッサウ市での調査を実施した。篠藤教授は、12月末、ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州で取材、宮脇助教授は、3月、イタリア・フェッラーラ、アッシジ、パルマで調査研究。和田教授は、3月末、フランス・パリ、ディジョンを視察し研究した。本年度は、それぞれの国、都市で、環境保全に関連する施策等を取材すると共に関連資料の収集にも努めた。3月3日には、今年度研究の総括を行うため、文化庁において同文化財部建造課の江面主任調査官を交え、終日、検討会を行った。海外調査の報告はドイツのみであったが、国内調査の報告ともども、今年度の総括と来年度研究の課題が話し合われた。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 中村賢二郎: "歴史的都市・村落の環境保全に関するヨーロッパと日本の動向"文化財保護論(別府大学アジア歴史文化研究所発行). 117-141 (2003)
-
[Publications] 和田幸信: "パリにおける広告規制に関する研究"日本建築学会計画系論文集. 第556号. 241-248 (2002)
-
[Publications] 和田幸信: "パリにおける看板の規制手法に関する研究"日本都市計画学会学術論文集. 第37号. 1003-1008 (2002)