2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14800006
|
Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
相馬 誠一 広島国際大学, 人間環境学部, 助教授 (20299861)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八並 光俊 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70210284)
落合 俊郎 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00150053)
伊藤 美奈子 慶応義塾大学, 教職課程センター, 助教授 (20278310)
花井 正樹 東海女子大学, 人間関係学部, 助教授 (40340096)
|
Keywords | 不登校 / 適応指導教室 / 不登校民間施設 / SSP / ひきこもり / 教育系心理学 |
Research Abstract |
本研究は、約13万人に及ぶ不登校児童生徒の受け皿としての機能が高い適応指導教室等の学校外施設に対して、客観的かつ総合的な調査を行い、望ましい学校外施設の基準について、施設設備、指導員の状況などのハード面、具体的な活動内容や学校復帰のためのプログラム開発等のソフト面から明らかにしていくことを目的とするものである。 3年間の研究の2年目として、2002年11月〜12月にかけて1,184箇所実施した調査(適応指導教室等約350ヶ所、適応指導教室等に在籍している不登校児童生徒約1,500人)を現在分析考察中である。さらに、2002年11月2日〜9日にかけて、アメリカ・カリフォルニア州における不登校生徒への対応制度と実態に関する海外調査と資料収集を行ったが、現在、分析・考察中である。 本年度は、初年度で集約した資料を分析し、「不登校児童生徒の適応の場」に関する現地調査を全国各地15ヶ所程度実施した。適応指導指導教室を機能面からタイプ別に分類し、問題点と課題を明らかにするように分析中である。 これらの研究を踏まえて、不登校児童生徒の様々なタイプに応じた効果的な指導援助のあり方のモデルプログラムを開発していくものである。
|