2014 Fiscal Year Annual Research Report
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14F04036
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Research Institution | Institute for Molecular Science |
Principal Investigator |
江 東林 分子科学研究所, 物質分子科学研究領域, 准教授 (40302765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GU Cheng 分子科学研究所, 物質分子科学研究領域, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 多孔性高分子 / 共役高分子 / 蛍光 / エネルギー移動 / 蛍光センサー / 光捕集 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度では、光機能性多孔薄膜を合成し、様々な蛍光素子を細孔内に内蔵させ、光エネルギー移動と光捕集システムを構築した。具体的、カバゾールユニットを電気重合のモノマーとして用いて、その中心部に蛍光素子を導入することで、蛍光発光性高分子薄膜の作製に成功した。薄膜は、高い表面積を有し、多孔であることを示した。さらに、これを用いて、他の発光素子を細孔内に導入し、蛍光挙動を検討した。その結果、これらの薄膜はエネルギー移動と共に、波長の異なる蛍光をシステム的に調整して作ることが可能となった。さらに、これらの薄膜を用いて、蛍光に基づいた蛍光センサーの作製に成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、薄膜合成の基本手法を確立することができましたので、同様な手法で様々な系に適用させ、種々の機能性薄膜の作製が可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、様々なモノマーの合成を通じて、構造の異なる多孔性高分子薄膜を合成し、その多孔性を検討すると共に、薄膜を利用したエネルギー変換システムやエネルギー貯蔵システムの構築に展開していく。
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Research Products
(3 results)