2015 Fiscal Year Annual Research Report
リン酸化とユビキチン化のクロストークによる腎糸球体タンパク質分解の網羅的解析
Project/Area Number |
14F04105
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
山本 格 新潟大学, 産学地域連携推進機構, 教授 (30092737)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ABDELGAWWAD SAMEH 新潟大学, 産学地域連携推進機構, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | プロテオーム / 翻訳後修飾 / リン酸化 / ユビキチン化 / 腎臓 / 尿管 |
Outline of Annual Research Achievements |
網羅的タンパク質(プロテオーム)解析でタンパク質の翻訳後修飾、特にリン酸化修飾やユビキチン化修飾の関連を研究するプロジェクトを開始した。初めに、腎臓のタンパク質をモデルに、網羅性を高めるために、腎臓のタンパク質をOff-Gel 等電点電気泳動法で分画後、トリプシン処理し、そのペプチドを質量分析装置で解析し、全分画の情報を統合して腎臓プロテオームを解析した。一方、腎臓タンパク質全体を最初にトリプシン消化し、そのペプチドをOff-Gel 等電点電気泳動法で分画し、質量分析装置で解析し、全分画の情報を統合した腎臓プロテオームを取得し、前者と比較した。その結果、前者の解析法の方が、タンパク質の同定数が多い事が示されたが、ペプチドを、Off-Gel電気泳動法で分画する方法は、ITRAQ 法や TMT法などペプチドの定量法に有用な手法と考えられた。 両分画法とも、リン酸化や酸化やユビキチン化などのタンパク質の翻訳後修飾の解析が可能で、その解析は両者を相補的に用いることで、より詳細なプロテオーム解析が得られた(Anal Chem 2015)。 また、本研究で、世界で初めて尿管のプロテオームが解析され、そのタンパク質のリストが作成された(Journal of proteomics 2015とData in briefs 2016)。その情報は半定量的情報として emPAI 情報とともに、データベース化され、今後、尿管の疾患の研究に利用されると考えられた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Complementary protein and peptide OFFGEL fractionation for high-throughput proteomic analysis2015
Author(s)
Magdeldin S, Elguoshy A, Yoshida Y, Hirao Y, Xu B, Zhang Y, Yamamoto K, Takimoto H, Fujinaka H, Kinoshita N, Yamamoto T
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Journal Title
Anal Chem
Volume: 18
Pages: 8481-8488
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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