2014 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャルメディア上で共有される多様なビッグデータの分析とモデリング
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14F04765
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
横山 昌平 静岡大学, 情報学研究科, 講師 (20443236)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ROEVIDNE BOGARDI-MESZOELY Agnes 静岡大学, 情報学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Keywords | ソーシャルデータ / ビッグデータ / ドキュメント指向データベース / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
10月より半年間の研究代表者・分担者(外国人研究員)との共同研究を行い、まずは研究の基礎となる、ソーシャルデータの大規模なデータベースを構築した。本研究により構築されたデータベースの最大のものは、Flickrのジオタグ付写真からなるデータであり、約2億件の写真とそのメタデータからなるデータベースである。これをホットデータとして、mongodbを使用し分散環境にてデータベース化した。 研究内容としては、ジオタグを構成する緯度経度情報の膨大なデータセットの中から、ジオタグが高密度に集中している部分(クラスタ)を発見する技術に関して研究を行った。その結果、従来手法に比べ、高精度かつ高効率にクラスタを発見するアルゴリズムを実現した。本アルゴリズムはデータの密度を利用した従来手法とは異なり、ユーザの移動軌跡の絡まりを発見する手法に基づいており、学術的にも新規性の高い手法である。この手法を応用する事により、ジオソーシャルデータから、SNSユーザの着目している場所や、さらに時系列順の変化を観察する事により、なんらかのイベントの発生した場所の発見がより容易になる。 2015年度においてはこのアルゴリズムに基づき応用研究を進める計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2014年度は半年間の研究期間という事もあり、当該外国人研究員は、成果を国際会議へ投稿したものの、期間内での研究発表までは至らなかった。しかしながら、当初の計画通り、データベースの構築は完了しており、計画は順調に進展している。尚、投稿した論文は現時点において、現時点で国際会議2件の採録を得ている。
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Strategy for Future Research Activity |
構築したデータベースを用いて、地理情報付ビッグデータの分析技術に関して、研究を開始する計画である。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Can Geo-tags on Flickr Draw Coastlines?2014
Author(s)
Masaki Omori, Masaharu Hirota, Hiroshi Ishikawa, Shohei Yokoyama
Organizer
International Conference on Advances in Geographic Information Systems (ACM SIGSPATIAL 2014)
Place of Presentation
Renaissance Dallas Hotel(Dallas, Texas, USA)
Year and Date
2014-11-05