2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14GS0109
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
樋口 範雄 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (30009857)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 眞 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (50009809)
佐伯 仁志 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (10134438)
両角 吉晃 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 助教授 (50239711)
中山 信弘 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (40009816)
白石 忠志 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (30196604)
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Keywords | 生命倫理(バイオエシックス) / 生命工学(バイオテクノロジー) / 医療倫理 / 医療情報 / インフォームド・コンセント / 生殖技術 / 国際研究者交流 / アメリカ:ドイツ:韓国 |
Research Abstract |
本プロジェクトは5カ年計画の最終年度を迎え、次のような多彩な活動を展開した。 1.「生命倫理セミナー」と題する継続的なセミナーを2回開催。そのうちの1回は、イギリスから生命倫理の研究者を招聘し、日本国内に限らない国際的な研究を行った。 2.生命工学研究グループによる「生命工学と法政策研究会」を4回開催。研究者のみならず、製薬会社の知的財産部門担当者や特許庁関係者などを交え、バイオ産業における知的財産法の現状と課題について検討を行った。その研究成果は、法律雑誌「ジュリスト」において定期的に発表している。 3.06年7月に「医療安全と法-医療安全につながる法制度の探求」というワークショップを開催した。2005年から始まった「診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業」の意義を検証するとともに、医療安全推進の努力と法制度の現況を比較検討した。このワークショップの成果は、法律雑誌「ジュリスト」において発表した。 4.06年11月に「人体試料・組織の取扱い-研究・教育を中心に」というワークショップを開催した。人体試料の医療、医学研究、医学教育における利用を巡る現状と議論を俯瞰し、そこにある問題点をあらためて考える機会とした。 5.07年2月に「生命工学・生命倫理と法-法に期待すること、期待しないこと-」と題する本プロジェクトを締め括るシンポジウムを開催した。本プロジェクトでは、この5年間様々な活動を行ってきたが、その間、医療や医学研究、医療に関わる産業において様々な動きがあり、その中で法の役割があらためて問い直されてきた。本シンポジウムでは、日米各国の専門家により、医療と法の関わりについてあらためて考える機会とした。
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Research Products
(16 results)