2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14J01402
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
池田 敬 北海道大学, 地球環境科学研究院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 自動撮影カメラ / ニホンジカ / 密度推定 / 日周活動性 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.昨年度同様、今年度も洞爺湖中島(498ha)でRowcliffe法の検証を行った。今年度の結果はほぼ全ての月で過小推定であり、推定個体数の精度も全ての月で低下した。これらの結果はRowcliffe法の推定値がシカの出産行動や繁殖行動、活動性の低下以外の影響を受けていることが示唆される。 一方で、個体数が減少したことにより、シカの行動圏は拡大すると考えられ、全ての行動を把握できなかった可能性もある。そのため、本研究は従来のカメラ設置とは異なり、標高も考慮し、平成28年1月~2月にかけて島全域に自動撮影カメラを設置した。その結果、推定値は確度の高い生息数とほぼ一致しており、信頼性の高い推定値を算出することができた。今後は低密度の行動圏に対応することのできる設置方法でRowcliffe法を検証する必要がある。
2.本研究は足寄町・西興部村・支笏湖・幌延町で実施した。自動撮影カメラは2015年8月~11月に各地域5台ずつ設置した。本研究は調査期間を猟期前と猟期に区分し、Rowcliffe法の前提条件である撮影頻度(撮影頭数/1日/1台)を算出した。 その結果、猟期前では足寄町と西興部村の撮影頻度は違いがなく、著しく高い値を示した。また、支笏湖はこれら2つの地域よりも撮影頻度は低く、幌延町はさらに低かった。一方で、猟期では、足寄町の撮影頻度は著しく減少し、4つの地域で一番低かった。また、他の3地域は撮影頻度に大きな違いは見られなかった。足寄町は著しく狩猟圧が高く、狩猟の影響により、シカが周辺地域に逃げていることが考えられる。以上の結果、狩猟の影響が少ない猟期前では、撮影頻度は密度の違いを考慮している一方で、狩猟は撮影頻度に大きな影響を与えていることが示唆された。そのため、Rowcliffe法を利用する場合、狩猟の影響も考慮しなければならないことが示唆され、昨年度の結果も考慮すると狩猟の行われていない7月や9月が最適な時期であると考えられる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation] Change in activity pattern of sika deer Cervus Nippon before, during, and after culling operation2015
Author(s)
Ikeda, T., H. Takahashi, H. Igota, Y. Matsuura, M. Azumaya, T. Yoshida, K. Takeshita & K. Kaji
Organizer
5th International Wildlife Management Congress
Place of Presentation
Sapporo Convertion Center (Sapporo, Japan)
Year and Date
2015-07-26 – 2015-07-30
Int'l Joint Research
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