2014 Fiscal Year Annual Research Report
ミュージカルにおけるナンバーの存在意義とは何か:コムデン&グリーンの作品研究
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14J02165
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
辻 佐保子 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2015-03-31
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Keywords | アメリカン・ミュージカル / ミュージカル映画 / 演劇批評 / ニューヨークでの調査研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の研究実績は以下の通りである。 まず、2014年7月にイギリスのウォリック大学で開催された国際演劇学会の音楽劇ワーキング・グループにて舞台版『雨に唄えば』 (1985) についての研究発表を行った。 また、2014年8月から2015年3月にかけてニューヨークへ在外研究に赴き、ニューヨーク市立大学マーティン・E・セーガル演劇センターで客員研究員を務めた。その間、ニューヨーク市立大学図書館やニューヨーク大学図書館、コロンビア大学図書館、ニューヨーク公共図書館、ハーバード大学図書館で草稿や書簡、スコア、新聞批評、写真、記録映像など研究題目に関わる資料を調査した。特に、コムデン&グリーンの活動初期にあたる1945年初演のミュージカル『ビリオン・ダラー・ベイビー』に関する資料を集中的に調査した。在外研究期間中に、コムデン&グリーンが執筆したミュージカル作品が二つ再演された。その内の一つ『特急二十世紀号に乗って』(1978) の再演版を制作した非営利団体ラウンドアバウト・シアター・カンパニーの教育ドラマトゥルクのテッド・ソッド氏へのインタビューを2015年3月に行った。当該インタビューの内容は、既に掲載済みである『特急二十世紀号に乗って』についての研究論文を改稿して博士論文の一部とする際に反映させる予定である。さらに、研究と実践と受容の三点を有機的に結びつけるというセーガル演劇センターの方針に則り、センター主催演劇フェスティバルPreludeや研究会議Cultural Mobilityの運営にボランティア・スタッフとして携わった。他にも演劇批評を執筆するなど、公への還元を意識した活動も意識的に行った。 現在は、在外研究中に収集した資料に基づいて『ビリオン・ダラー・ベイビー』に関する論文の投稿準備を進めているところである。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
セーガル演劇センター主催フェスティバルPreludeと国際会議Cultural Mobilityの運営ボランティア 2015年3月10日に、非営利団体ラウンドアバウト・シアター・カンパニー教育部門ドラマトゥルクであるテッド・ソッド氏にインタビューを敢行。
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Research Products
(6 results)