2016 Fiscal Year Annual Research Report
分節時計遺伝子Hes7の発現振動における細胞間同期化機構の解明
Project/Area Number |
14J03823
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小林 久美子 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Keywords | 生物時計 / 発生 |
Outline of Annual Research Achievements |
体節形成遺伝子Hes7の未分節中胚葉(PSM)における2時間周期の発現振動(オシレーション)を可視化し、一細胞レベルでのオシレーション位相の定量を行うため、Hes7蛍光レポータートランスジェニックマウスを作製、細胞の3Dトラッキングを行い、ヒルベルト変換により位相を推定、可視化に成功した。このレポーターマウスを用いて、Notchシグナルによる細胞間相互作用の有無により、Hes7振動子の動態、シンクロ率がどのように変化するかについてリアルタイム定量データを用いて解析を行った。 加えて、より内在性の発現動態を観察できるよう、改良版として融合タンパク質型のものも樹立した。このレポーターは、Hes7-UbLuc発光レポーター(Takashima et al. 2011 PNAS)と同様の周期で振動する。このレポーターを用いることで、頭尾軸に沿った位置関係と併せて各細胞の周期、周囲の細胞からの位相ずれなどについて定量できる。 またこのレポーターは、PSM細胞の分散培養系との組み合わせも可能であることを確認した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)