2015 Fiscal Year Annual Research Report
Th17細胞、制御性T細胞に着目した腎障害機序の検討
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14J04837
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
安田 圭子 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | Th17 / GM-CSF |
Outline of Annual Research Achievements |
GM-CSFはTh17細胞の炎症惹起作用において重要な役割を果たしているとされ、腎障害モデルにおけるTh17細胞の役割を考えるにあたって、GM-CSFそしてT細胞が活性化される際に重要な役割を果たすco-stimulatory factorについても検討を加える必要があると考えた。まず、naive T細胞をagonistic抗体の存在下で培養し、培養上清中のGM-CSF濃度を測定した。その結果、GITRのagonistic抗体であるDTA-1を使用した際に特異的にGM-CSFの産生増加を認めた。GITR/GITR-ligandの相互作用がGM-CSF産生において重要な役割を果たしていることが示唆された。GITR-ligand欠損マウス由来細胞を用いて詳細な解析を行った結果、腹腔内B1-B細胞のに最も強く発現しており、脾臓B細胞、脾臓DCにも中等度に発現していることが分かった。GITR-ligand欠損またはWTマウス由来の腹腔内B1-B細胞を抗原提示細胞(APC)としてnaiveT細胞を培養した結果、培養上清中のGM-CSF濃度は前者において有意に低値であった。GM-CSF産生のみならず、Th1、Th17条件下においてAPCとしてGITR-ligand欠損マウス由来の腹腔内B1-B細胞または脾臓B細胞を用いるとWT由来の細胞を用いた場合と比較して、有意にIFN-γあるいはIL-17の産生が低値であった。さらに、サイミジンをマーカーとして用いた細胞増殖assayの結果、APCとして腹腔内B1-B細胞を用いた方が脾臓B細胞を用いた結果よりも細胞増殖が有意に亢進しており、WTマウス由来細胞を用いた場合と比較してGITR-ligand欠損マウスは細胞増殖が有意に乏しい結果であった。これらの結果から、GITR-ligandは細胞増殖を亢進する作用があり、サイトカイン産生増大に作用することが示された。これらの作用が、腎障害モデルにおいてどのような作用を示すのかを検討するにあたり、ループス腎炎モデルに着目し、薬剤誘発性のプリスタン投与腎炎モデルマウスを作成しており、今後引き続き検討を行う予定である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)