2014 Fiscal Year Annual Research Report
マウス初期胚における新規中心体形成機構およびその生理的意義の解明
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14J07320
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
吉場 聡子 国立遺伝学研究所, 新分野創造センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Keywords | 中心体 / Sas-6 |
Outline of Annual Research Achievements |
発生過程における中心体の新規形成機構を解析するツールとしてSAS-6 KOマウスを作出し、その表現型を確認した。また、マウス初期胚における解析とは相補的なアプローチとして、in vitro系と培養細胞を利用した系を確立し、カートホイール構造の構成因子の複合体形成の分子機構の解析を行った。一連の解析から、カートホイール構造、また中心小体の中心部を形作るSAS-6-STIL複合体形成の詳細に関する理解が進み、今後構造生物学的手法による解析により、中心小体形成開始のメカニズムの一端が明らかになることが期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年次計画の遂行に加え、さらにその相補的なアプローチとして、新たな系を確立し研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
年次計画に基づいて着実にデータを積み上げつつ、新たな系も柔軟に取り入れて、多面的、複合的に研究テーマに取り組む予定である。また、27年度は、論文投稿を念頭に、これまでの実験結果をまとめていこうと考えている。
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