2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14J09290
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
呉 修テツ 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 燈謎社団 / 文化政策 / 台湾史 / 近代的文体 / 章回小説 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は主に博士論文各章の執筆、研究成果の投稿掲載および学会発表準備を中心に、研究活動を実施してきた。具体的には、 1 前年度中に台湾で文献調査を行った際に採集した文献資料の整理・分析を行い、近代以降台湾における燈謎社団の活動実相と政党による文化政策の変遷との関係性について、論文「台湾の謎人と謎社ーー文化政策の視点から」を作成し、研究所雑誌に投稿。その後、台湾国立政治大学で開催された「第一回台湾と東アジア近代史青年学者学術研討会」にて、中国語で口頭発表を行った。東洋史・台湾史領域の諸研究者と広く交流をした。 2 年度前半は三回にわたる短期渡航を利用し、北京大学図書館、中国国家図書館で資料収集を行った。その間、北京燈謎協会の会員と座談をし、現代中国における燈謎愛好者およびその組織・活動の様態についてインタビューした。同協会が主催する「中国燈謎高層論壇」に寄稿し、優秀論文ととして論文集に採用された。同論文集『中華燈謎縦横談』は、10月に北京郵電大学出版社によって出版された。北京で採集した資料をもとに作成した論文は指導教員ゼミで口頭発表し、今後投稿する予定である。 3 受入研究者の指導の下で、博士論文全体をブラシングアップしながら、現在各章の執筆を進めている。そのうちの一章を「中国社会文化学会2016年度大会」の自由論題発表公募に合格し、7月に学会発表を行う予定である。 4 アウトリーチ活動として、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門主催の「つながる・史料と研究ーー東洋学・中国学若手研究者のための合宿ワークショップ」に参加。7月にした論文「明末の日用類書から見る燈謎」を元に研究発表を行った。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)