2015 Fiscal Year Annual Research Report
統合失調症の発症に関与する共通因子の探索と機序解明:プロスタグランジンE2の役割
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14J09449
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
肥田 裕丈 名城大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | プロスタグランジンE2 |
Outline of Annual Research Achievements |
統合失調症の発症機序には、周産/新生仔期における神経細胞や神経回路網の発達障害が原因であるとする神経発達障害仮説にもとづき、その機序解明およびprostaglandin E2(PGE2)の役割解明を目指している。本年度は、実験計画③周産/新生仔期におけるPGE2暴露によるストレス・精神異常発現薬に対する脆弱化、④周産/新生仔期におけるPGE2暴露と遺伝的要因との相互作用についての研究に取組んだ。③の研究においては、昨年度までの成果により様々な環境的要因の負荷に共通して関与するPGE2の新生仔期における投与と、精神異常発現薬であるフェンシクリジン(PCP)の若年期における複合投与は、精神学的行動異常を惹起すること、その精神学的行動異常にはグルタミン酸作動性神経系関連タンパク質の変化が関与していることを見出した。④の研究においては、統合失調症の感受性遺伝子の一つであるDisrupted-in-schizophrenia 1(DISC1)変異遺伝子過剰発現マウスにおいて、新生仔期にPGE2を投与すると、成体期において雌マウスのみに精神学的行動異常が認められることが示された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Blonanserin ameliorates phencyclidine-induced visual recognition memory deficits: the complex mechanism of blonanserin action involving D3-5-HT2A and D1-NMDA receptors in the mPFC.2015
Author(s)
Hirotake Hida, Akihiro Mouri, Kentaro Mori, Yurie Matsumoto, Takeshi Seki, Masayuki Taniguchi, Kiyofumi Yamada, Kunihiro Iwamoto, Norio Ozaki, Toshitaka Nabeshima, Yukihiro Noda
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Journal Title
Neuropsychopharmacology
Volume: 40
Pages: 601, 613
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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