2014 Fiscal Year Annual Research Report
復号者及び復号結果の動的再設定が可能な暗号技術に関する研究
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14J09868
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
山田 翔太 独立行政法人産業技術総合研究所, セキュアシステム研究部門, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Keywords | 関数型暗号 / 属性ベース暗号 / IDベース暗号 / 高機能暗号 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目標は,非常に柔軟なアクセス制御を可能とする暗号技術を創出することである.これによって,クラウド上での情報の安全な処理・通信が促進され,インターネット技術全般の利便性が一層向上することが望まれる.本年度は,暗号化の際にデータの復号を可能とするユーザをきめ細やかに設定することが可能である暗号技術である,関数型暗号に着目し,その効率性,アクセス制御の柔軟性,安全性の向上を目指して研究を行った. その結果,関数型暗号の特殊クラスである属性ベース暗号やIDベース暗号などに関していくつかの成果を得た.具体的には, IEEE1363.3として標準化されたIDベース暗号(Boneh-Boyen IDベース暗号)に対する一般化された新しい安全性証明を与えた.これによって,当該技術の安全性に関してより強い根拠を得たといえる.また,属性ベース暗号の新しい一般的構成法を示し,またその構成法を用いて非常に鍵サイズの小さい属性ベース暗号の設計に成功した.当成果は関数型暗号の設計法の理論整備につながるものである.さらに,より高機能な関数型暗号の設計に有用である新しい代数的構造(自己双線型写像)の構成法を示し,また,これを用いて非対話型鍵交換方式を設計した.提案した非対話型鍵交換方式は,公開鍵のサイズが鍵交換を行うユーザの人数によらない初の方式である.この新しい代数的構造は,さらなるに多くの暗号技術への応用があることが期待できる. 当該成果に関連する論文として,査読付国際会議に実質筆頭1編を含む論文4編が採録された.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(9 results)