2014 Fiscal Year Annual Research Report
短期間の急速減量・増量がアスリートの身体組成とエネルギー代謝に与える影響の検討
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14J11761
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
下山 寛之 福岡大学, スポーツ科学部, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 二重標識水 / アスリート / エネルギー代謝 / 総エネルギー消費量 / エネルギー摂取量 / スポーツ栄養 / 体重階級制競技 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はレスリング,ボクシング,柔道選手などの体重階級制競技アスリートが行う短期間の急速減量・増量が身体組成とエネルギー代謝に与える影響を検討することである. 本年度は体重階級制競技アスリートが行う減量と増量を念頭においた(1)測定方法の確立と(2)実際のアスリートの身体組成とエネルギー代謝の変動を測定した.(1)に関して,当初の計画に加えてアスリート,一般成人,過体重者の計47名を集め,短期間(7泊8日)の合宿環境下において規定されたエネルギー摂取量による食事と二重標識水によるエネルギー消費量の調査を行う減量実験を実施した.既に結果の出ている11名はエネルギー出納バランスから計算される推定の体脂肪減少量(2.4kg)と実際の身体組成の体脂肪の減少量(2.4 ± 0.9kg)が一致した.この結果から,減量を行う環境下においても正確なエネルギー消費量の測定が可能であることが判定出来る. (2)に関して,(1)と同様の手法を用いてエネルギー代謝と身体組成の測定を実際に急速減量・増量を行う全国レベルのアスリート10名に対して遂行した.身体組成の測定はDXA法,安定同位体希釈法,体密度法を駆使した4成分モデルでの詳細な組成変化を調査しており,国内では類を見ないほど正確な測定が実施出来ている.これらの新しい手法の確立とそれによって得られたデータは世界的にも貴重なものでありスポーツ栄養学研究分野において重要であると考えられる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調に研究課題を遂行出来ている.本年度,研究フィールドであるスポーツの現場に足を多く運び,研究実施の向けた関係性を築くとともに測定評価法の問題点を検討し,実際に10名の急速減量・増量を行うアスリートを対象に身体組成とエネルギー代謝の検討した.これらの研究基盤の構築は研究課題達成に向けた糧となっている.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従い順調に遂行されている.既にトップアスリートの通常時,減量時,増量時のデータを取得しており,現在解析段階にある.同時に二重標識水を用いたエネルギー代謝のデータも取得しており,アスリートの食事摂取基準づくりに向けた貴重なデータであると言えるが,本年度では取得した尿サンプルの分析までには至っていない.分析の準備や手技は十分にあるため,このまま研究課題を推進する次第である.
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Measurement of body composition in response to a short period of overfeeding.2014
Author(s)
Hiroyuki Sagayama, Yu Jikumaru, Akiko Hirata, Yosuke Yamada, Eiichi Yoshimura, Mamiko Ichikawa, Yoichi Hatamoto, Naoyuki Ebine, Akira Kiyonaga, Hiroaki Tanaka, Yasuki Higaki
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Journal Title
Journal of Physiological Anthropology
Volume: 33(1): 29
Pages: 1-6
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Presentation] Effect of short-term health tourism on body fat reduction2014
Author(s)
Makiko Toguchi, Hiroyuki Sagayama, Kayoko Shizuma, Jun Yasukata, Mamiko Ichikawa, Sena Nishimura, Yoichi Hatamoto, Yosuke Yamada, Yasuki Higaki, Akira Kiyonaga, Hiroaki Tanaka, Takako Koshimizu
Organizer
Fukuoka University and Pusan National University Annual Conference
Place of Presentation
Pusan
Year and Date
2014-11-08
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[Presentation] Total Energy Expenditure of Collegiate Table Tennis Players Measured by The Doubly Labeled Water Method2014
Author(s)
Hiroyuki Sagayama, Yosuke Yamada, Genki Hamaguchi, Jun Yasukata, Yoichi Hatamoto, Mamiko Ichikawa, Sena Nishimura, Naoyuki Ebine, Akira Kiyonaga, Yasuki Higaki, Hiroaki Tanaka
Organizer
3rd international conference on Recent Advances and Controversies in Measuring Energy Metabolism
Place of Presentation
Tokyo
Year and Date
2014-10-10 – 2014-10-12
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