2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14J12145
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
新保 みさ お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 体重管理 / 食行動 / 対策 / 衝動性 / 教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
体重管理では、つい食べ過ぎてしまう場面などの望ましい行動を継続することが困難な誘惑場面が存在する。今年度、3つの研究を行った結果、1)食べ過ぎた後の5つの対策を全て行っているか、全て行っていない者が多かったこと、2)衝動性が高い者において食べ過ぎた後の対策の中でも食事による補償行動をしている者ほどBMIが低かったこと、3)誘惑場面、食べ過ぎないための対策、食べ過ぎた後の対策を包括的に学ぶことができる教材を開発し、実行可能性が確認されたことが示した。以下に3つの研究の概要を示す。 1.体重管理における食べ過ぎた後の対策の組み合わせ:対象者は調査会社の登録者800名で,横断的な自己記入式質問紙調査を行った。各対策の実施状況を高い群と低い群の2群に分け、その組み合わせを調べたところ、人数が多かった組み合わせは全ての対策が低群の者で217名(27.1%)、全ての対策が高群の者で155名(19.4%)だった。 2.衝動性が高い者における食べ過ぎた後の対策とBMIの関連:衝動性が高い者は低い者と比べて食べ過ぎた後の対策を多く実施していた。さらに,食べ過ぎた後の対策の中でも食事による補償行動はBMIと負の関連があり,食事による補償行動を実施している者ほどBMIが低かった。 3.フリップチャート教材「誘惑に負けない体重管理」の開発:フリップチャート,ワークシート,誘惑日記からなる教材を開発した。教材を用いた教室を開催し,参加者16名に教材の評価や1か月後の対策実施状況等をたずねた。その結果、この教材で対策を理解できることが示されたが,1か月後にも対策を実施できている者は少なく,誘惑日記の記入に課題が残った。そこで課題解決のため、教材の修正を行い、対策シートと指導者用の手引きを加えた教材セットを完成させた。教材の完成版はお茶の水女子大学E-bookサービスにて電子出版した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)