2003 Fiscal Year Annual Research Report
DNA修復酵素を用いた突然変異特異的クローニング法の確立
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15012243
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
塚本 俊彦 北里大学, 薬学部, 助教授 (10236862)
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Keywords | 大腸癌 / 突然変異 / RNA editing |
Research Abstract |
1)Microsatellite Instability(MSI)陽性大腸癌の突然変異特異的クローニング法による解析 Microsatellite instability陽性大腸癌のうち、40%以上のmicrosatelliteでinstabilityのある病変(MSI-H)よりstrand-switch法を用いてcDNA libraryを作成し,隣接する正常組織より同様にcDNA libraryを作成した.これらをハイブリダイズさせ、大腸菌MutS組換えタンパク質とこれに対する抗体を用いてpull downした.Pull downしたDNAをvectorにligationし、Tumor/NormalとコントロールとしてNormal/Normalのプローブを作成し、differential hybridizationによりスクリーニングを行い、陽性クローンを解析した. その結果,CEA遺伝子,LgalS3遺伝子,CCNI遺伝子の塩基配列の置換を検出するとともに,あらたな,Natural antisense遺伝子を検出することができた. これは,RNA editingによる塩基置換によるものと推定され,現在もとのサンプルからのgenomic DNAとcDNAの両方の解析をすすめている.
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