2003 Fiscal Year Annual Research Report
CSCLシステムを活用した科学教育カリキュラムの日本型モデル
Project/Area Number |
15020104
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近江戸 伸子 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30343263)
村山 功 静岡大学, 教育学部, 助教授 (40210067)
大島 純 静岡大学, 総合情報処理センター, 助教授 (70281722)
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Keywords | CSCL / 科学教育カリキュラム / 遺伝子組み換え食品問題 |
Research Abstract |
本年度は,当初の計画通り以下の4点の研究を行った。 1.文献・資料収集とそのデータベース化 協調的学習に関する理論や方法に関する研究及び情報帳信ネットワークの教育利用に関する研究を収集し,これまでの研究成果や議論を整理した。諸外国における研究の先進的な事例を調査した。これら収集した資料をデータベース化し,WWW上で限定的に公開した。 2.日本型カリキュラム・モデル試案の検討 科学教育におけるCSCLの日本型モデルの特徴を定め,暫定的なCSCLシステム及びカリキュラムのモデルを構想した。また,遺伝子工学と遺伝子作物及びその社会的課題に関する小学生用の具体的な学習用コンテンツの制作を行った。 3.日本科学教育学会第27回年会における中間的成果の発表 金沢工業大学で開催される日本科学教育学会第27回年会において,課題研究を組織し,CSCLを利用した国内における議論を整理した。また,その他の日本教育工学会等で成果の一部を発表した。 4.CSCLを利用した日本型モデルに基づいたカリキュラム開発,運用,評価 3.で報告した学習環境(システム,学習用コンテンツ及びカリキュラム)の日本型モデルの一部を具体化し,神戸大学発達科学部の附属住吉小学校において,1クラス規模の小規模な試行実験を行った。実験は,VTRなどで記録し,量的及び質的な評価データを収集した。また,システム内のログを解析して,協調的な学習のあり方について検討するとともに,カリキュラム評価を行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 山本智一: "Knowledge Forumを利用した科学教育のための協調学習:遺伝子組み換え食品問題をテーマとした授業における知織構築活動の分析"日本科学教育学会年会論文集. 27. 163-164 (2003)
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[Publications] 山本智一: "Knowledge Forumを利用した学習環境のデザイン実験:遺伝子組み換え食品を題材にした単元の開発 II"日本理科教育学会全国大会発表論文集. 1. 315 (2003)
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[Publications] 稲垣成哲: "遺伝子組み換え食品問題に対する社会的意思決定をテーマとした科学教育のためのCSCL環境:学習者からみた有効性"日本教育工学会第19回全国大会講演論文集. 19. 741-742 (2003)