2004 Fiscal Year Annual Research Report
数学用機械とJAVAによる移動・変換と関数・微積ハンズオン教材のWEB化研究〜中学校・高等学校における数学的活動のための新しい媒介表現モデルの提供〜
Project/Area Number |
15020214
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
礒田 正美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (70212967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 静海 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (20115661)
大久保 和義 北海道教育大学, 教育学部札幌校, 教授 (80113661)
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Keywords | 数学史 / 博物館 / Java / 数学 / 発展的な学習 / 教育課程 / 教材・教具 / 文化 |
Research Abstract |
本研究では,機械を作りながら数学化し,そこで求められる反省的な学習活動をweb教材として提示する教材提供サイトを開発した。平成16年度は、以下のことを行った。 1.数学の歴史博物館サイトの改善:http://130.158.186.230/museum/index.html イタリアの数学実験室関連サイトを日本語化し「数学の機械と文化の展示室」(100件以上の数学用機械のJAVAアプレットを含む)、Cabri-JAVAを伴う「アポロニウスの円錐曲線論の展示室」(第3巻までのすべての命題と円錐切断アプレットを含む)、「太陽の日周運動と日時計の影の展示室」(太陽系モデル上で、地球上のあらゆる場所の日時計の影の軌跡を描く)を改善した。さらにアナモルフォーズについての博物館サイトを改善している。 2.数学史道具サイトの改善: 本年度は、数学史上の道具を再現するwebサイトを改善した。 3.アナモルフォーズサイトの開設 台形アナモルフォーズ、円錐アナモルフォーズに関するコンテンツサイトを開設した。 3.教師向けの教材の背景理論研究 教材理論(文化的数学内容論)を広く共有する必要から、「教育科学数学教育」誌に「道具による数学と文化」を連載した。 4.生徒向け教具の開発研究 以上のサイトで提供される数学機械は、実際に生徒が自ら探求することを通じてはじめて、数学学習の道具としての意味をなす。必要情報は、web上で公開されている。
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Research Products
(7 results)