2004 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを用いた図形の動的探究を支援する学習環境とコンテンツの開発
Project/Area Number |
15020233
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
飯島 康之 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30202815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石戸谷 公直 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80133130)
安本 太一 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (00231647)
志水 廣 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60252300)
佐々木 徹郎 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20170681)
山田 篤史 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20273823)
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Keywords | 数学教育 / 図形指導 / 作図ツール / 動的探究 / インターネット / 学習環境 / コンテンツ |
Research Abstract |
1990年代以降,作図ツールを利用した動的な探究は,主としてスタンドアロンのソフトの利用形態で行われてきた。また,授業の形態としては,課題分割型グループ別探究が主として行われてきた。それらは図形の動的探究学習の可能性を示すとともに,より多くの学校で実現可能にするためには,多様なニーズに合った学習環境・コンテンツをシームレスに提供することの必要性を求めるものであった。本研究では,作図ツールGC/Javaを部品とし,サーバ側の様々なソフトと組み合わせることによって,GC_BBS, Pukiwiki with Gc, Gcで5択問題など,図形の動的探究を支援する複数の学習環境を構築した。従来からあるGC/Winやこれらの学習環境を使い分けることによって,(1)解説,(2)問題提示・議論,(3)課題分割型グループ別探究,(4)グループ別/個別探究,(5)コラボレーション,(6)スキル学習,(7)個別学習の学習形態に対処できるようになった。そして,それぞれに対応した基本的なコンテンツ例および,組織的に開発するための基本ツールを開発した。これらの基盤を元にして,組織的なコンテンツ開発と授業実践の蓄積が次の課題となった。さらに,教材選択の視点や授業のノウハウをまとめ,教師を支援するためのリソースとして提供することの必要性等も明らかになった。
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