2003 Fiscal Year Annual Research Report
家庭生活において児童生徒が体験する科学現象に着目した理科教材の展開研究
Project/Area Number |
15020264
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Research Institution | Niigata Women's College |
Principal Investigator |
坂口 淳 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 講師 (90300079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立山 千草 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 講師 (50217006)
呑海 信雄 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 教授 (90237181)
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Keywords | 家事 / データーベース / 理科教育 / 衣生活 / 住生活 / 食生活 |
Research Abstract |
本研究は平成14年度の「家庭生活において児童生徒が体験する科学現象に着目した理科教材の開発」の継続として行っている研究である。前年度開発した教材データーベースの内容を充実するため、本年度は新潟県で行われている「体験学習」を調査し、資料収集を行う。本研究で検討する教材は、小中高校の理数科の授業用教材を対象としたものではなく、「総合的学習の時間」や家庭学習などを中心に、幼稚園から小学校低学年の幼児・児童の自ら学び考える力を育むための導入部の教材を検討している。先ず、教材の資料収集として平成15年夏季に新潟県県北地域を中心に、地域で開かれている体験学習の内容を調査し、ビデオや写真などの資料収集を行う。次に、幼稚園および小学校低学年の幼児・児童向けの理科教材の開発を行う。平成15年11月にまちづくりと環境をテーマとした、自分が住んでいる街を調べ、住んでいるところを科学する小学生を対象とした学習会を企画した。4メートル角の地図を用意し、未来のまちを題材として、現状の街に必要なもの、不必要なものをあげ、全体で街並み模型を作成した。調べもの学習は実際に対象を見せて、観察させることも重要であるが、調べる前に現状の知識を整理・集約し、対象を見た方が知識の濃度が高くなると考える。今回の学習会での経験より、本研究では教材のスキームを、第1ステップ「作ってみよう、楽しんでみよう」、第2ステップ「調べてみよう、楽しんでみよう」、第3ステップ「考えてみよう、楽しんでみよう」とし、教材開発を行う。
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