2004 Fiscal Year Annual Research Report
カルネキシンおよびカルレティキュリンのノックアウトマウス作製とその機能解析
Project/Area Number |
15032230
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊川 正人 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (20304066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
井上 直和 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 助手 (50379096)
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Keywords | カルネキシン / カルレティキュリン / ノックアウト / コンディショナル / cre / loxPシステム / カルメジン / 精巣 / 受精 |
Research Abstract |
カルネキシンおよびカルレティキュリンは細胞の小胞体に局在し、膜・分泌蛋白質が成熟する過程でその品質管理に重要なレクチンシャペロンとして機能する。しかしいずれも体細胞に普遍的に発現するために、ノックアウトマウスを作製すると胚性致死もしくは生まれても発育不全のために成熟個体での機能解析を行うことは不可能であることが報告されている。そこで我々はcre/loxPシステムを用いることにより、これらのシャペロンを任意の組織や細胞・時期特異的(コンディショナル)に欠損するマウスを作製し、成熟個体でその機能解析を行うことを計画した。 これまでにカルネキシンのコンディショナルノックアウトマウスのベクターを作製し、ES細胞に導入することにより、相同組換え体を得た。それらのES細胞をB6マウスの胚盤胞に注入してキメラマウスを作製し、B6マウスとの交配により生殖系列への寄与を確認した。次にCAG-creマウスとの交配により、全身でカルネキシンを欠損させた場合には、既報通りホモ欠損個体は成長不全のために殆ど成育せず、精子受精能の検討ができないことを確認した。さらに精原細胞特異的にcreリコンビナーゼを発現するトランスジェニックマウスと交配させた結果、精細胞特異的にカルネキシンを欠損するマウスを作製することに成功した。 並行して行っているカルレティキュリンについても、キメラマウスの作製に成功し、B6マウスと交配からカルレティキュリンのコンディショナルノックアウトマウスの作製に成功している。
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Research Products
(6 results)