2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15070101
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
小畑 秀文 東京農工大学, 本部, 学長 (80013720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 進一 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30029540)
仁木 登 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (80116847)
末永 康仁 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60293643)
藤田 広志 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10124033)
杉本 直三 京都大学, 大学院情報学研究科, 助教授 (20196752)
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Keywords | 画像診断 / 画像、文章、音声等認識 / 知能機械 / 可視化 / 計測工学 |
Research Abstract |
本年度は知的画像診断支援プロジェクトの最終年度であり、本プロジェクトの目標である多臓器多疾病診断支援システムを開発することを最終目的にしていた。その目的達成のため、以下のような実績を踏まえて目的を達成した。 (1)共通プラットフォームの完成:共通プラットフォームの開発を遅滞なく進めるために、専従の研究支援者を採用し、その開発を進めた。さらに総括班の下に作業グループを組織して、開発した共通プラットフォームの評価を行い、平成18年10月に目的を満たす機能を持つシステムをほぼ完成させた。 (2)システム統合化の分担・振り分け:作業グループを中心に、統合化システムの全体像を決定し、各計画班の分担を決め、分担部分の処理プログラムをプラットフォームに載る形へとプラグイン化をすすめた。そのために、共通プラットフォームに関する講習会を数回開催した。各研究班においては、開発ソフトウエアの開発・改良を進めつつプラグイン化を行い、平成18年末に共通プラットフォームの基にシステムの統合化を完成させた。 (3)第4回成果発表シンポジウムの開催:平成19年1月12,13日の2日間にわたり4年間の研究成果を披露するシンポジウムを開催し、各研究班の個別研究成果について発表した。また、それらの集大成としての多臓器多疾病診断支援システムのデモンストレーションを実施し、報道機関にも披露した。あわせて、評価班にたいしては本プロジェクトの目標に対する達成度の点検・評価をお願いした。その結果、期待以上の成果を挙げたとの高い評価をいただいた。 (4)国際シンポジウみの開催:平成18年7月2日に第二回国際シンポジウムを大阪大学にて開催し、世界的な研究者との相互討論を通して、本プロジェクトの先端性を確認した。 以上のように、本プロジェクトでは従来の単能機に代わる多臓器多疾病診断支援システムの開発を進め、その有効性を示すことができた。
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Research Products
(147 results)