2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15070101
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
小畑 秀文 Tokyo University of Agriculture and Technology, 本部, 学長 (80013720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仁木 登 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (80116847)
末永 康仁 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60293643)
藤田 広志 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10124033)
杉本 直三 京都大学, 大学院・情報学研究科, 准教授 (20196752)
木戸 尚治 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90314814)
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Keywords | 画像診断 / 画像、文章、音声等認識 / 知能機械 / 可視化 / 計測工学 |
Research Abstract |
平成15年度〜平成18年度の4年間にわたる特定領域研究「多次元医用画像の知的診断支援」では、多臓器・多疾病診断支援システムの開発を行った。それは従来型の特定臓器の特定疾病だけを対象としたシステムとは本質的に異なる次世代型診断支援システムの構成を持つもので、事後評価においては「A+」という高い評価を得たものである。本研究成果をまとめて広く公開することが本課題の目的である。 本研究では、この4年間の研究成果を約400ページの成果報告書としてまとめた。報告書は3部から成る。第I部は「特定領域全体のまとめ」であり、特定領域全体の構成や研究経費、4年間の活動のまとめ、研究成果の概要、評価結果、著書・原著論文・国際会議論文のリストや特許、解説記事などが含まれる。第II部では計画班および公募班の成果を研究班ごとにまとめた。第III部は本特定領域の最終目標である統合化システム、すなわち臓器・多疾病診断支援システムについてまとめた。それは、統合システムの基盤となる共通プラットフォームとしての機能と実装、および実際に開発されたシステムの機能、特に多臓器・多疾病診断支援システムとしての特徴について記述した。また、この報告書の内容に加えて、主要論文の別釣り、開発を進めた多臓器・多疾病診断支援システムの機能の一端を示すビデオや報道記事やビデオを含めたDVD版も作成した。 DVD版は1,500部を作成した。 本特定領域の成果は医用画像処理の分野にとどまらず、一般の画像処理やパターン認識の分野の発展に寄与するものであるため、広く関連する研究領域の研究者に配布した。この成果報告を広い層に配布することで、関連分野の研究の進展に大きな役割を果たすことになると期待される。
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