2003 Fiscal Year Annual Research Report

解剖学的分類に基づく知的CAD

Research Project

Project/Area Number	15070209
Research Institution	The University of Tokushima
Principal Investigator	仁木登徳島大学, 工学部, 教授 (80116847)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	西谷弘徳島大学, 医学部, 教授 (50117206) 久保満徳島大学, 工学部, 助手 (30325245) 河田佳樹徳島大学, 工学部, 助教授 (70274264) 山本眞司豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (80230556) 上野淳二徳島大学, 医学部, 教授 (60116788)
Keywords	3次元CT画像 / コンピュータ支援診断 / 肺がん / 画像データベース / 検出と分類 / 画像処理
Research Abstract	3次元CTの進歩により、高分解能3次元画像を正確に読影する診断支援技術の開発が臨床分野から強く求められている。そのために、読影医がコンピュータ利用によって効果的に読影する新しい画像診断法を研究開発し、診断能や診断スループットを格段に向上させることを図る。本研究では胸部3次元CT画像を用いて肺・心血管・骨の多疾患を診断するためのコンピュータ支援診断システムを研究開発する。このためには、(1)大規模症例画像データベースの構築、(2)大規模画像データベース解析による新しい解剖学的知見、(3)根拠に基づく画像診断法の確立、(4)検出と診断のための画像処理・理解の開発の研究課題がある。医学者と工学者との連携によって協力に研究推進する医工連携の研究体制を築いて進める。本年度は主に3次元CT画像からの肺がんの検出と分類について研究を進めた。 (1)肺がん検出システムの研究開発 (1-1)データベースの構築:システム開発には,CT機種,CT撮影条件,個体差などの変動に対応できる汎用性が必要である。このために大規模の大容量画像データベースを作製するとともに開発システムの臨床評価を実施できる体制を構築した。 (1-2)がん検出アルゴリズムの研究開発:アルゴリズムは肺領域の全体構成からチェックを開始してがんを特定するトップダウン方式とがん候補特徴から開始して肺領域の全体構成を認識して特定するボトムアップ方式の両面から進めた。微小がん陰影を発見することを可能にしている。 (2)肺がん鑑別システムの研究開発肺がんの進行度を多段階的に区別する分類アルゴリズムや形態的特徴に基づくがん・非がんの分類アルゴリズムを研究開発している。また,大規模症例画像データベースからがん・非がんの類似症例を利用して診断することを研究開発している。これらの成果を利用して高精度ながん・非がんの鑑別を行うシステムを研究開発している。

Research Products

(7 results)

All Other

All Publications (7 results)

[Publications] 豊田修一: "指示データの集約化・視覚化による診療支援システムの開発"電子情報通信学会論文誌. J86-D-II, 7. 1111-1122 (2003)
[Publications] Y.Kawata: "A deformable surface model based on boundary and region information for pulmonary nodule segmentation from 3-D thoracic CT images"IEICE Trans.On Information and Systems. E86-D, 9. 1921-1930 (2003)
[Publications] Y.Kawata: "Example-based assisting approach for pulmonary nodule classification in three-dimensional thoracic computed tomography images"Academic Radiology. 10, 12. 1402-1415 (2003)
[Publications] 財田伸介: "検診用マルチスライスCT画像の肺葉間裂抽出アルゴリズム"電子情報通信学会論文誌. J87-D-II, 1. 134-145 (2004)
[Publications] 河田佳樹: "高分解能CT画像による肺野小型結節解析における3次元曲面曲率と4次元超曲面曲率の考察"電子情報通信学会論文誌. J87-D-II, 1. 248-259 (2004)
[Publications] H.Takizawa: "A recognition method of lung nodule shadows in X-ray CT images using 3D object model"International Journal of Image and Graphics. 3, 4. 533-545 (2003)
[Publications] 仁木登, 江口研二, 森山紀之(分担執筆): "肺癌の最新医療"先端医療技術研究所. 7 (2003)

2003 Fiscal Year Annual Research Report

解剖学的分類に基づく知的CAD

Principal Investigator

仁木 登 徳島大学, 工学部, 教授 (80116847)

Research Products

[Publications] 豊田修一: "指示データの集約化・視覚化による診療支援システムの開発"電子情報通信学会論文誌. J86-D-II, 7. 1111-1122 (2003)

[Publications] Y.Kawata: "A deformable surface model based on boundary and region information for pulmonary nodule segmentation from 3-D thoracic CT images"IEICE Trans.On Information and Systems. E86-D, 9. 1921-1930 (2003)

[Publications] Y.Kawata: "Example-based assisting approach for pulmonary nodule classification in three-dimensional thoracic computed tomography images"Academic Radiology. 10, 12. 1402-1415 (2003)

[Publications] 財田伸介: "検診用マルチスライスCT画像の肺葉間裂抽出アルゴリズム"電子情報通信学会論文誌. J87-D-II, 1. 134-145 (2004)

[Publications] 河田佳樹: "高分解能CT画像による肺野小型結節解析における3次元曲面曲率と4次元超曲面曲率の考察"電子情報通信学会論文誌. J87-D-II, 1. 248-259 (2004)

[Publications] H.Takizawa: "A recognition method of lung nodule shadows in X-ray CT images using 3D object model"International Journal of Image and Graphics. 3, 4. 533-545 (2003)

[Publications] 仁木 登, 江口研二, 森山紀之(分担執筆): "肺癌の最新医療"先端医療技術研究所. 7 (2003)

仁木登徳島大学, 工学部, 教授 (80116847)

[Publications] 仁木登, 江口研二, 森山紀之(分担執筆): "肺癌の最新医療"先端医療技術研究所. 7 (2003)