2007 Fiscal Year Final Research Report Summary
特定領域研究「新しい環境下における分子性導体の特異な機能の探索」の研究総括
Project/Area Number |
15073103
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
|
Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
高橋 利宏 Gakushuin University, 理学部, 教授 (60163276)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鹿野田 一司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20194946)
鹿児島 誠一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30114432)
森 健彦 東京工業大学, 工学部, 教授 (60174372)
御崎 洋二 愛媛大学, 工学部, 教授 (90202340)
鈴村 順三 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90108449)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2007
|
Keywords | 分子性固体 / 有機導体 / 低温物性 / 超高圧物性 / 強磁場物性 |
Research Abstract |
本領域では、(1)超高圧、超強磁場下の新しい電子状態の創成、(2)磁性と伝導の複合したπd系、人工構造の導入による新機能の開拓を柱に、分子性導体の新しい可能性を追求する研究を推進し、多くの重要な成果を挙げ終了することができた。総括班としては、この研究の円滑な推進のために次の活動を行った。 1. 研究集会の開催 (1)合計7回の公開シンポジウムの他、各班ごと、あるいは班の合同で、また他の機関との共催によって、12回の研究会を開催し、研究の進捗状況を確認、情報交換の機会を提供し、計画班間の連携を推進した。(2) 2回の国際シンポジウム(ISMC2005, ICSM2008)を開催、国内外、プロジェクト内外の関連する研究者との交流を推進した。 2. 研究支援活動 (1)研究支援者を、前期(2004、2005年度)7名+後期(2006、2007年度)6名を雇用、重点研究課題の推進に貢献した。(2) Challenger 21 Awardを制定、2005年に4名、2006年に4名、2007年は3名の優れた研究成果を挙げた若手研究者に贈り、シンポジウムの招待講演の機会を与えた。 3. その他 (1)ニュースレターを第8号まで発行した他、領域のホームページを運営し、また随時、特定「分子性導体」エクスプレスをメーリングリストに発信して、研究状況の公開を行った。(2)市民講座「分子が拓く超伝導と最先端エレクトロニクス」 : 2007年7月21日(東京竹橋・学術情報センター)を開催した。一般市民約500人の参加を得た。 以上により、新しい環境下における分子性導体の新しい機能の探索を目的とした研究の推進に大きな貢献が出来たと考える。
|
Research Products
(1 results)