2005 Fiscal Year Annual Research Report
水と生体分子が織り成す生命現象の化学に関する研究の総括
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15076101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
桑島 邦博 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70091444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 祐児 大阪大学, たんぱく質研究所, 教授 (40153770)
平田 文男 分子科学研究所, 理論分子科学研究系, 教授 (90218785)
片岡 幹雄 奈良先端大, 物質創成科学研究科, 教授 (30150254)
寺嶋 正秀 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00188674)
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Keywords | 水 / 生体分子 / 生命現象 / 物理化学 / 水溶液 / 蛋白質 / ダイナミクス / 機能 |
Research Abstract |
本総括班の目的とするところは、特定領域研究「水と生体分子が織り成す生命現象の化学」に関する研究の総括を行い、各研究間の企画調整と領域全体の広報活動を通して特定領域研究が円滑かつ効果的に推進されるよう取りはからうことである。16年度より計各班13名、公募班50名の総勢63名で研究活動を行っているが、本年度は3年目で、9月14日に科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会による中間ヒアリングが実施された。 本特定領域研究の全体的な研究方針の策定と各研究項目間の連絡調整を行うため、平成17年5月15日(京都)、8月8日(白馬)、12月24日(京都)、平成18年1月7日(岡崎)の4回総括班会議を開催した。次年度公開ワークショップの企画実施、特定領域研究全体の研究方針の策定、各研究項目間と各計画研究や公募研究間の連絡調整、中間評価に向けた準備に関して討議した。中間評価の結果はA-で以下の評価を受けた。 水とタンパク-質の相互作用を分子レベルで解明しようとする本課題は着実に進展していると判断できる。「水溶液・溶媒和の化学」と「生体分子の化学」の各班における個々の研究は順調に進展し、それぞれの分野で個別の成果は多数得られ成果は上がっている。また、コア研究プロジェクトを有機的連携の取り組みとして設定して、意識的に班間の共同研究を促している努力は大いに評価できる。但し、実験とシミュレーションのつながりに代表されるように水とタンパク質をつなぐ研究成果については今後の課題であり親展を期待する。 8月6-10日長野県白馬のシエラリゾート白馬にて計画班員・公募班員全員が集まり合同班会議を開催した。1月6-7日には岡崎コンファレンスセンターにて第3回公開ワークショップを開催した。(愛知県岡崎市)。このワークショップでは、この分野で指導的役割を果たしている外国人研究者6名を含む12名の招待講演とともに、班員・班友によるポスター発表をした。ポスター発表の総件数は168件であり、特定領域研究全体の活動と成果を示すものである。
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Research Products
(6 results)