2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15077101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福島 正己 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (30241227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 三郎 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40047337)
垣本 史雄 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00092544)
吉田 滋 千葉大学, 理学部, 助教授 (00272518)
笠原 克昌 芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (00013425)
林田 直明 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
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Keywords | 宇宙線 / 超高エネルギー / 宇宙物理 / 素粒子実験 / 国際協力 |
Research Abstract |
平成16年度に、総括班では以下の研究を実施した。 (1)地表検出器576台の設置場所を現地調査し、地形・地質、通信塔への見通しなどを確認した後、GPSを用いて位置を確定した。また、通信塔の仕様を決め、その設置場所5ヶ所の現地調査を行った。中央レーザ射出装置の仕様と設置場所を決めた。 (2)以上の調査を元に、米国連邦土地管理局(BLM : Bureau of Land Management)に、土地使用許可を申請した(ユタ大学と協力)。今後、稀少動植物調査・文化遺産調査・環境負荷の審査などを経て、平成17年夏には許可が得られる見通しである。 (3)地表検出器に用いる無線LANシステムの仕様を決定し、連邦通信管理委員会(FCC : Federal Communications Commission)に、特別使用許可を申請した(ユタ大学と協力)。テストシステムとして条件付きで許可が与えられた。 (4)地表検出器シンチレータ、データ読み出し・通信用電子回路、高精度時間検出器(GPS)、自立電源などを備えた地表検出器原型器20台を観測サイト近郊の町で製作し、このうち18台をヘリコプターで設置した。現時点で、1台を除き3ヶ月以上の稼動を確認している。 (5)大気蛍光望遠鏡建設サイト1ヶ所(BRM : Black Rock Mesa)で、アクセス道路整備や土地平坦化等の土木工事を行った(ユタ大学と協力)。ここに望遠鏡シェルタ・発電機等付帯設備を設置し、前年度に製作した望遠鏡躯体一式(望遠鏡12台分)を据え付けた。また、付帯設備の遠隔操作盤を導入して試験した。 (6)CERNにおいてLHC試験用カロリメータのビーム試験を行った。 以上の研究実施に伴う、現地調査費用・外国旅費・領域運用に伴う事務費用などを、総括班で執行した。また、研究計画を統合して推進するために、総括班会議を月例で開催した。
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Research Products
(2 results)