2003 Fiscal Year Annual Research Report
ゴルジ体を中心とするメンブレントラフィックの制御機構
Project/Area Number |
15079204
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中山 和久 京都大学, 薬学研究科, 教授 (40192679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
申 惠媛 金沢大学, 薬学部, 助手 (10345598)
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Keywords | GGA / Tom1 / GATドメイン / ユビキチン / 小胞輸送 / X線結晶構造解析 |
Research Abstract |
最近同定したクラスリンのアダプタータンパク質ファミリーGGAは、哺乳動物には3種類存在し、様々なタンパク質と相互作用することにより,マンノース6リン酸受容体(M6PR)等のトランスゴルジネットワーク(TGN)からエンドソームへの輸送を調節する。GGAにはN末端側からVHS,GAT(GGA and Tom1),ヒンジ,GAEの4つの機能ドメインが存在する。GATドメインは、GGAファミリーだけでなく、これまで機能不明のTom1タンパク質にも存在する。これまでに、低分子量GTPaseのARFがGGAのGATドメインには結合するが、Tom1のGATドメインには結合しないことを示していた。本研究では以下のことを明らかにした。 1.突然変異体を用いた解析から、ARFはGATドメインのN末端側のサブドメイン(N-GATサブドメイン)に結合する可能性を示した。N-GATサブドメインは、GGAとTom1の間の保存性は低い。 2.GGA1のGATドメインとARFの複合体のX線結晶構造解析を行ない、GATドメインとARFの結合様式を明らかにし、突然変異体を用いた解析データと矛盾しないことを示した。 3.ユビキチンがGGAとTom1の両方のGATドメインに結合することを発見した。さらに、これらはユビキチンとの結合に依存してユビキチン化されることを示した。 4.突然変異体を用いた解析とX線結晶構造解析のデータを考えあわせることにより、ユビキチンはGATドメインのC末端側のサブドメイン(C-GATサブドメイン)に結合する可能性を示した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Shiba, Y., et al.: "GAT(GGA and Tom1) domain responsible for ubiquitin binding and ubiquitination"J.Biol.Chem.. 279. 7105-7111 (2004)
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[Publications] Shakoori, A., et al.: "Identification of a five-pass transmembrane protein family localizing in the Golgi apparatus and the ER"Biochem.Biophys.Res.Commun.. 312. 850-857 (2003)
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[Publications] Matsukawa, J., et al.: "Role of ADP-ribosylation factor 6 (ARF6) in gastric acid secretion"J.Biol.Chem.. 278. 36470-36475 (2003)
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[Publications] Wakasugi, M., et al.: "Predominant expression of the short form of GGA3 in human cell lines and tissues"Biochem.Biophys.Res.Commun.. 306. 687-692 (2003)
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[Publications] Shiba, T., et al.: "Molecular mechanism of membrane recruitment of GGA by ARF in lysosomal protein transport"Nat.Struct.Biol.. 10. 368-393 (2003)