2006 Fiscal Year Annual Research Report
ゴルジ体を中心とするメンブレントラフィックの制御機構
Project/Area Number |
15079204
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中山 和久 Kyoto University, 薬学研究科, 教授 (40192679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
申 惠媛 京都大学, 薬学研究科, 助教 (10345598)
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Keywords | ARF / Rab / メンブレントラフィック / 小胞輸送 |
Research Abstract |
低分子量GTPaseのARFとRab11の共通のエフェクターであるRab11-FIP3/Arphophilin-1とRab11-FIP4/Arphophilin-2は、主としてエンドソームに局在する分子である。これらの分子に関して以下のことを明らかにした。 1.FIP3とFIP4ともに、Rab11によってリサイクリングエンドソームに局在すること。 2.FIP3/FIP4は、細胞内においてRab11とARF5/ARF6とともに3者複合体を形成すること。 3.FIP3/FIP4は、リサイクリングエンドソームを通る志賀毒素などの逆行輸送に関与すること。 4.FIP3/FIP4は、トランスゴルジ網からリサイクリングエンドソームを通って細胞膜へと達するVSVGなどの順行輸送に関与すること。 5.X線結晶構造解析により、FIP3のRab11結合ドメインは主としてαヘリックスから成る2量体を形成し、そこに2分子のRab11が結合すること。 6.FIP4は分裂間期の細胞ではエンドソームに局在するが、細胞質分裂時には中央部紡錘体の中心部分(ミッドボディー)に局在するようになること。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Monoubiquitylation of GGA3 by hVPS18 regulates its ubiquitin-binding ability.2006
Author(s)
Yogosawa, S., Kawasaki, M., Wakatsuki, S., Kominami, E., Shiba, Y, Nakayama K, Kohsaka S, Akazawa C.
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Journal Title
Biochem. Biophys. Res. Commun. 350
Pages: 82-90
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[Journal Article] Structural basis for Rabll-dependent membrane recruitment of FIP3/Arfophilin-1.2006
Author(s)
Shiba, I., Koga, H., Shin, H.-W., Kawasaki, M., Kato, R., Nakayama, K. & Wakatsuki S.
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Journal Title
Proc. Natl. Acad. Sci. USA 103
Pages: 15416-15421