2007 Fiscal Year Annual Research Report
ニューロン-グリア相互作用に関与する機能分子の探索
Project/Area Number |
15082209
|
Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
池中 一裕 National Institute for Physiological Sciences, 分子生理研究系, 教授 (00144527)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 勝彦 生理学研究所, 分子生理研究係, 准教授 (30152523)
等 誠司 生理学研究所, 分子生理研究係, 准教授 (70300895)
竹林 浩秀 生理学研究所, 分子生理研究系, 助教 (60353439)
|
Keywords | アストロサイト / 多様性 / ATP / グルタミン酸 / セルセンサー |
Research Abstract |
平成19年度はアストロサイトの多様性について検討した。 アストロサイトは各種の刺激に応答して、グルタミン酸やATPを放出するが、一つのアストロサイトから両方とも放出されるのか、またそれぞれを別個に放出するアストロサイトがあるのか知られていない。われわれはバイオセンサー細胞を用いて、一つのアストロサイトから同時にグルタミン酸とATPの放出を検出する系を確立し、上記の疑問に答えた。例数はまだ多くないが、両方の物質とも放出するもの、どちらかだけしか放出しないものがあることが分かった。 また、グルタミン酸依存性ATP放出をするアストロサイトについても検討した。結果、全くATPを放出しないもの、著しく放出するもの、少ししか放出しないものなど、やはり多様性が認められた。
|