2004 Fiscal Year Annual Research Report
強磁場新機能の開発-強磁場印加による新プロセスと高機能ナノ材料の創製-の総括
Project/Area Number |
15085101
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
山口 益弘 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (10018046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 能文 国立大学法人広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10110743)
尾関 寿美男 国立大学法人信州大学, 理学部, 教授 (60152493)
木村 恒久 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40264593)
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Keywords | 強磁場 / 磁場印加プロセス / 微少重力 / 磁気浮上 / 磁場配向 |
Research Abstract |
研究会ないしシンポジウムを都合3回開催した.第2回研究会(2004年7月9-10日)では「水は磁場と相互作用するか」というテーマで集中討論を行った.これは水と磁場の問題をはじめて科学的に討論する画期的な研究集会であった.2004年12月1-3日には新磁気科学研究会との共催で「磁気科学合同シンポジウム」を開催し,200名を越える参加者,100件を越える発表があった.特に,わが国の関連する研究者はほとんど参加したといってよい.これと同時「第2回公開シンポジウム」を「高磁気力の世界」というテーマで開催した.研究集会はすべて無料で一般公開したものである.総括班として海外の研究者との交流を推進した.フランスからアルマニー教授,アメリカからダグラス博士を招き東京都立大および横浜国立大学で共同実験を実施した.領域代表者がオランダナイメーヘン強磁場研究施設を訪問し情報交換を行った.さらに,本年の実績で特筆すべきことは,この分野ではじめての英文テキスト"Magneto-Science"を出版すべく原稿を集め,科研費研究成果公開費補助金に申請したことである.出版されれば世界で始めての意義ある本になるであろう.本年度はニュースレターを3報出版した.また,本特定領域研究を円滑に実施するために総括班実施委員会ないし拡大実施委員会(実施委員と課題研究代表者の会合)を都合5回開催した.
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