2006 Fiscal Year Annual Research Report
マルチスケール解析に基づく構造-地盤連成系の長期性能予測プラットフォームの開発
Project/Area Number |
15106008
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
前川 宏一 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (80157122)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
龍岡 文夫 東京理科大学, 理工学部, 教授 (70111565)
東畑 郁生 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (20155500)
内村 太郎 東京大学, 大学院工学系研究科, 助教授 (60292885)
石田 哲也 東京大学, 大学院工学系研究科, 助教授 (60312972)
半井 健一郎 群馬大学, 工学部, 講師 (10359656)
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Keywords | マルチスケール解析 / 相互作用 / 性能予測 / 地下構造 / 寿命推定 |
Research Abstract |
(1)統合解析システムの計算効率の向上 地盤-構造-地下水の連成系マルチスケール解析の設計維持管理実務における展開を鑑み,最先端のグラフ理論を用いた巨大自由度を有する連成系システムの高速演算を達成した.これにより,地盤一橋梁構造-基礎構造のすべてを3次元離散化することに成功し,一部,実用化問題に適用した. (2)疲労モデルの高度化 低サイクル-高サイクル疲労に対する損傷蓄積に関する材料構成則の一応の完成をみた.鋼材腐食により劣化した地中構造物に関して,特に損傷が定着領域に集中する場合について実験的検討を行い,あわせて数値解析の精度が実用に堪える程度に向上したことを確認した. (3)放射性廃棄物処分施設の長期性能評価 ベントナイト-コンクリート連成系に対するカルシウムイオンの溶出と固定モデルを完成させ、超長期におよぶ溶脱と残存安全および使用性能の評価を試みた.また,80年にわたり地下水に接してきたコンクリート構造の表面溶脱状態を調査し,これを検証に用いた. (4)収縮予測モデルの高度化 浮遊弾性体と仮定してきた骨材モデルに対して,弾性収縮挙動の機構を新たに導入し,マルチスケールプラットフォームの高度化を行い、低品質骨材を使用したコンクリートレベルでの体積安定性を算定するモデル化を構築し,全体システムに取り入れた. (7)建設副産物・廃棄物を用いた地盤材料・構造性能評価とリサイクルシステム コンクリート廃棄物を再利用した高性能盛土構造の安定性評価の実験を実施し,既往の調整地盤との比較検討を行なった.これと関連づけて地盤改良材料の自然環境中への長期溶出と地中構造物への化学浸食速度を評価し,耐久性能照査法の一応の完成を見た.
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Shaking table tests on effect of tire chips and sand mixture in increasing liquefaction resistance and mitigating uplift of pipe
Author(s)
Uchimura, T., Nguyen, A.-C., Shanmugaratnam, N., Sato.T., Meidani, M., Towhata, I.
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Journal Title
Proc. of International Workshop on Scrap Tire Derived Geomaterials, Yokosuka (印刷中)