2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15201052
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
能登路 雅子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70164712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
油井 大三郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50062021)
瀧田 佳子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40154950)
藤田 文子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (50147005)
遠藤 泰生 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50194048)
ホーンズ シーラ 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
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Keywords | アメリカ / アジア / 文化外交 / 文化政策 / 大衆文化 / プロパガンダ |
Research Abstract |
本科研3年目となった平成17年度の活動として、まず6月にオリビエ・ザンツ教授(ヴァージニア大学)を招き、"The Role of Giving American Democracy"と題して、19世紀終わりから現在までのアメリカの政府及び民間レベルでのフィランソロピーの歴史に関して講演会を行なった。また同月は、マーグ・ガリキオ教授(ヴィラノーヴァ大学教授・琉球大学フルブライト招聘講師)による"The Rise and Fall of Black Internationalism in Asia : Black Americans, Japan, and China,1900-1945"と題した講演会も開催し、20世紀前半のアジアにおけるアメリカ黒人を中心とするインターナショナリズムの展開をめぐる議論を行なった。さらに、他の科研主催の国際シンポジウム(9月:「越境するアジア系アメリカ人の世界」)では、本科研から能登路雅子と瀧田佳子がコメンテーター・司会者として参加し、12月のエドワード・パク教授(ロヨラ・リーマウント大学準教授・東京大学フルブライト招聘講師)の現代アメリカにおける移民政策を扱ったセミナーでは、能登路雅子が企画と司会役をつとめた。また、翌2月には前米国大使館東京アメリカンセンター・レファレンス資料室長の京藤松子氏を招いて近年のアメリカ政府によるパブリック・ディプロマシーに関するヒアリングを行ない、本科研の主題に直結したアメリカ側の動向をめぐって最新の調査報告を受けた。 次に、年度中に研究代表者及び分担者が行なった海外調査については、まず8月にシーラ・ホーンズが米国での資料収集を行なうとともにIASA(International American Studies Association)で学会発表を行ない、能登路雅子が米国ワシントン大学でアメリカ文化外交関連の資料収集を行なった。さらに翌3月、能登路雅子が香港大学とフィリピンのデ・ラサール大学で、遠藤泰生と矢口祐人がハワイ大学等で、それぞれ資料収集を行なった。
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Research Products
(24 results)