2005 Fiscal Year Annual Research Report
脱植民地化諸地域における政治と思想日本植民地主義と西欧植民地主義の比較と国際環境
Project/Area Number |
15201053
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
若林 正丈 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60114716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木畑 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
古田 元夫 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50114632)
黒住 真 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00153411)
恒川 惠市 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80134401)
駒込 武 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (80221977)
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Keywords | 脱植民地化 / 植民地 / 植民地主義 / 脱帝国化 / 冷戦 / 民主化 / ナショナリズム / 経済発展 |
Research Abstract |
(1)研究分担者および外部研究者を招いてのワークショップを5回開催した。(1)西芳美「オランダ植民地統治期アチェにおけるスルタン制復活運動」(7月11日)、(2)駒込武「日本の台湾植民地支配と未完の脱植民地化」(11月6日)、(3)李元徳「日韓国交正常化交渉に関する韓国外交文書公開について」(木宮正史コメンテーター:12月5日)、(4)恒川惠市「現代ラテンアメリカにおける先住民運動」(12月26日)、(5)台北ワークショップ「台湾の脱植民地化と日本」(パネラー:黄智慧[中央研究院民族学研究所]、何義麟[台北教育大学]、柳本通彦[台北在住ジャーナリスト]:18年1月5日、中央研究院民族学研究所)。 (2)研究分担者は関連文献の収集につとめ、東京大学大学院総合文化研究科の関連図書室、研究室に納め、研究者の閲覧に供した。 (3)「日本植民帝国脱帝国化関連研究文献目録」(仮称)の作成を継続した。 (4)現地調査:(1)安冨歩が、中華人民共和国で中国農村社会機構の時代変遷についての調査(17年8月1〜21日)、(2)若林正丈ら6名が台湾の台北と台東で戦後台湾の脱植民地化過程に関する調査(台北にて上記(1)の(5)開催、二・二八事件記念館で事件関係者黄錦文氏聞き取り、台東の先住民部落復興運動に取り組む白光勝牧師聞き取り調査:18年1月4-8日)、(3)木宮正史が韓国ソウルの韓国外交安保研究院で、日韓国交正常化交渉およびそれ以後の日韓関係に関する韓国政府外交文書のマイクロフィルムを閲覧(18年2月22〜28日)、(4)井坂里穂がインド各地の図書館、研究所などで植民地期、および独立後のインド西部、南部における言語政策に関する資料調査(18年3月5〜31日)。
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Research Products
(7 results)