2005 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化する世界における原理主義的思想・運動の多角的研究
Project/Area Number |
15201055
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
藤田 進 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30014525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粟屋 利江 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00201905)
臼杵 陽 日本女子大学, 文学部, 教授 (40203525)
佐々木 孝弘 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10225873)
千田 有紀 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70323730)
増谷 英樹 獨協大学, 外国語学部, 特任教授 (50083225)
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Keywords | 原理主義 / ユダヤ主義 / イスラエル / イスラーム / パレスチナ |
Research Abstract |
平成17年度は、本科研最終年度であり、原理主義的思想・運動を総括するために、以下のことを行った。 1.臼杵陽が11月18日から25日まで、テルアヴィヴに滞在し、イスラエルにおけるユダヤ主義に関する現地調査・資料収集を行った。 2.原理主義的思想・運動に関するシンポジウムを開催する準備として、科研メンバーによる研究会を三回開催(2005年7月21日、11月16日および2006年1月14日)し、議論を深め、発展させた。 3.2006年2月4日に国際学術シンポジウム「現代中東における<原理主義>をめぐって」を開催した。そこでは、ノートン・メズヴィンスキー(アメリカ合衆国州立コネチカット中央大学)「イスラエルにおけるユダヤ原理主義」、臼杵陽(日本女子大学)「論争のなかの原理主義」、藤田進(東京外国語大学)「パレスチナにおける原理主義と政治的イスラーム」がそれぞれ報告され、サミール・ヌーハ(同志社大学)がコメントを、酒井啓子(東京外国語大学)が司会者として参加した。とくに、報告者の一人であった臼杵陽は上記(1)の現地調査・資料収集の成果をこのシンポジウムで披露した。報告予定者としてパレスチナのビールゼート大学のアブドゥル・カリーム・バルグーティ氏を招請する予定だったが、国内情勢、とりわけ大学理事会の反対で招請が中止となった。このシンポジウムの様子および各研究者の論文は東京外国語大学海外事情研究所所誌『クアドランテ』第八号に掲載された。
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Research Products
(7 results)