2005 Fiscal Year Annual Research Report
経済倫理の諸伝統の比較研究-日本版経済倫理の確立を目指して
Project/Area Number |
15202001
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
杉田 正樹 関東学院大学, 人間環境学部, 教授 (70130937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 尚武 鳥取環境大學, 大学院・環境情報学研究科, 客員教授 (10011305)
篠澤 和久 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (20211956)
香川 知晶 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70224342)
加藤 泰史 南山大学, 外国語学部, 教授 (90183780)
小山 嚴也 関東学院大学, 経済学部, 助教授 (60288347)
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Keywords | コンプライアンス / CSR / コーポレートガバナンス / 信頼 / ジェンダー / ホイッスルブローイング / 環境倫理 / 工学倫理 |
Research Abstract |
1 今年度は、6月に、「経済倫理の諸伝統の比較研究」と題して、中間報告を刊行した。研究会の報告に続き、研究論文として、第1部「総論」、第2部「方法論」、第3部「個別研究」、第4部「他領域関連」の構成をもち、A4版で216ページの大部の報告となった。いちいち論文のタイトルは示さないが、領域的にバランスがとれており、従来にない、哲学的、倫理学的観点からの論文が多いのが特徴である。 2 10月7日、岡山大学での日本倫理学会において、経済倫理に関するワークショップを開催した。分担者の加藤尚武氏が「アメリカにおける研究動向』について、同じく、加藤泰史氏が「ヨーロッパにおける研究動向」について報告し、さらに、協力者の轟孝夫氏が「日本における最近の研究動向」について報告した。これらは、すでに原稿化されており、最終報告か、あるいは単独で、やはり刊行する予定である。 3 また、6月、日本経営倫理学会中部地区研究会との共催で、「経営倫理とジェンダー・環境」をテーマに研究会をもった。愛知学院大の志野澄人氏が「企業におけるジェンダー問題とCSR」、東海学園大の箕浦晃氏が「環境重視の経営と企業倫理」と題して発表を行い、質疑応答を行った。 4 その他、16年度に「働くことの倫理」をテーマに、日中シンポジウムを開催したが、18年度には、同じテーマで、日独シンポ、日韓シンポを予定している。この準備のために、ミュンヘン大学、ボン大学などを訪問して研究者と打ち合わせ、また釜山外国語大学を訪問して、ほぼ合意に達した。 5 また、近代日本の企業家における倫理意識の実態や、経済倫理学のアンソロジーをまとめるべく、丸善出版と交渉中であり、これも、18年度内に目途がつきそうである。
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Research Products
(7 results)