2005 Fiscal Year Annual Research Report
語彙論の基盤となる語素コード・単語コードの研究及びその電子辞書開発
Project/Area Number |
15202010
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
田島 毓堂 愛知学院大学, 文学部, 教授 (20082349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広瀬 英史 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 講師 (00329533)
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Keywords | 比較語彙論 / 語素コード / 単語コード / DB作り / 『分類語彙表』コード / 『窓ぎわのトットちゃん』語彙 / 日本語教育 / 総体論的語彙研究 |
Research Abstract |
17年度は、5月に、台湾の台北市台湾大学で「国際シンポジウム比較語彙研究VIII」「語彙研究セミナーV」を、10月に中国杭州市浙江大学で「国際シンポジウム比較語彙研究IX」「語彙研究セミナーVI」を開催し、ともに大きな成果が得られた。それぞれのシンポジウムでは、シンポジウムと同名の論文集「国際シンポジウム比較語彙研究VIII」「国際シンポジウム比較語彙研究IX」を発行した。前者は、田島毓堂・林立萍共編で、193頁、18編(延べ22名)の論文を掲載する。又、後者は田島毓堂・広瀬英史・馬安東・王春共編で、149頁、15編(延べ16名)の論文を掲載している。台湾大学でのシンポジウムは、2日間、日本から5名、台湾の12名、インドネシアから1名、韓国から1名が参加して研究発表をした。浙江大学でのシンポジウムは、日本から2名、台湾から2名、中国の7名名、韓国から1名が、2日間にわたり研究発表が行われた。語彙研究セミナーには、それぞれ2日間、所期の通り、少人数であるが熱心な参加者をえて有意義なセミナーが行われた。 10月29日、2005年度の語彙研究会大会を愛知学院本部大会議室で開催し、午前中に、甲斐睦朗氏の学術講演「学習漢字辞典における漢字熟語の選定について」、午後5件(岩城裕之・蛭谷安紀子、山崎誠、崔紅女、韓秀蘭、謝豊地正枝)の研究発表が行われた。この成果と投稿により、「語彙研究」3号を発刊した。 又、このプロジェクトの一環として、語彙研究会叢書として、『比較語彙研究の試み』14及び15を発刊した。14には、 宋正植氏の「新聞語彙の比較語彙論的考察-朝日新聞天声人語・オピニオンの語彙を通じて-」を収め(A4・375頁)、15にはキロワ・スベトラ・イワノワ氏の身体語彙慣用句の日本語・ブルガリア語対照研究-日本語教育に資するために-」を収めた(221頁)。 8月23・24の両日、インドネシアスラバヤ国立大学で、比較語彙論の講演、並びに、日本語教師を対象に語彙研究セミナーを(私費渡航)、また、9月8・9両日、愛知学院大学栄サテライトで希望者を対象に語彙研究セミナーをおのおの臨時に開催した。
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Research Products
(7 results)