2006 Fiscal Year Annual Research Report
語彙論の基盤となる語素コード・単語コードの研究及びその電子辞書開発
Project/Area Number |
15202010
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Research Institution | Aichi-Gakuin University |
Principal Investigator |
田島 毓堂 愛知学院大学, 文学部, 教授 (20082349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広瀬 英史 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 専任講師 (00329533)
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Keywords | 比較語彙論 / 語素コード / 単語コード / コード付け電子辞書 / 『分類語彙表』コード / 『窓ぎわのトットちゃん』語彙 / 日本語教育 / 総体論的語彙研究 |
Research Abstract |
18年度は、本プロジェクトによる研究の最終年度に当たる。15年度から3年間、インドネシア2箇所・韓国2箇所・台湾・中国で計6回開催してきた国際シンポジウム比較語彙研究IVからIXまでの総まとめの意味で、日本に於いて国際シンポジウム比較語彙研究Xを開催し、多くの成果を得た。シンポジウムの内容は、田島毓堂・広瀬英史『国際シンポジウム比較語彙研究X編』(2006.9 A4 205頁)を発行して論文集の形で公表し、配布した。19編の論文と、はじめに・あとがき・シンポジウムプログラムからなる。著者の数は延べ22名(実員20名)である。この国際シンポジウム比較語彙研究Xは、愛知学院大学楠元キャンパス薬学部204号教室(名古屋市千種区楠元町)で開催し、インドネシアから2名(プログラム・論文集にある1名は公務により不参加)、台湾から2名、韓国から4名参加した。プログラム・論文集にある中国からの参加は、航空機に搭乗直後発病して、残念ながら参加できなかった。日本国内からは、研究代表者・分担者を含め、日本人6名・外国人留学生2名(中国・韓国)が参加し、9月2日3日両日多くの参加者を得て盛大に行われた。9月2日は午前中に、基調講演・田島毓堂「比較語彙論の足どり」、室山敏昭「生活語彙論における「環境」概念について」があり、午後は研究発表1・2で、7件の発表があり、そのあと熱心に討論が成された。9月3日は午前午後とも研究発表、10件の研究発表と、討論が行われた。最後に田島毓堂がこのシンポジウムを総括し、その後、語彙研究会関係の行事が執り行われた。 今年度は、このプロジェクトの一環として、語彙研究会叢書6として蘇小楠氏の「近代日中学術用語の生成及び変遷」を刊行し、関係者に配布した(A4 172頁)。また、「語彙研究4」も5件の研究論文を収載して発刊し、関係者に配布した(B5 84頁)。
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Research Products
(12 results)