2004 Fiscal Year Annual Research Report
不平等条約体制下,東アジアにおける外国人の法的地位に関する事例研究
Project/Area Number |
15202014
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
貴志 俊彦 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (10259567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒野 泰典 立教大学, 文学部, 教授 (50111571)
寺内 威太郎 明治大学, 文学部, 教授 (50217410)
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
羽田 正 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40183090)
小風 秀雅 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (90126053)
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Keywords | 東アジア / アイデンティティ / トランスナショナル・コミュニティ / 移民 / 国籍 / 国際結婚 / 領事裁判権 / 地域概念 |
Research Abstract |
1 国際シンポジウム等 本年度は、日本、韓国、台湾で国際シンポジウムを開催した。国際セッションを重ねるなかで、東アジアの法社会の事例を検討しており、確実に外国人の法的地位に関する事例が積み重ねられている。 (1)2004年5月15日、立教大学日本学研究所と共同主催 「地域認識としての東アジアとアイデンティティ」 →シンポジウムの成果は、『「東アジア」の時代性(仮題)』として、2005年度7月頃渓水社から刊行予定。 (2)2004年9月30日、韓国・延世大学国学研究院との日韓合同学術シンポジウム 「20世紀東アジア研究のための新たな視点の模索」 (3)2004年11月6日、明治大学駿河台キャンパス 「北東アジアにおけるトランスナショナル・コミュニティとアイデンティティ化」 →シンポジウムの成果は、来年度『北東アジア研究』(島根県立大学NEARセンター)で特集号を組む予定。 (4)2004年12月、台湾・中央研究院で開催された18回国際アジア歴史学者会議のラウンドテーブル("Intermediators in the China Sea World in the Sixteenth and Seventeenth Centuries")で成果報告 (5)2005年3月20日、国立台湾大学東アジア文明研究センターと共同主催 「国籍、移民、アイデンティティ-東アジア史の視点から-」 →論文はプロジェクトWebで公開(http://gsv.u-shimane.ac.jp/t-kishi/kaken/meeting/index.html#7th) 2 データベースの構築 研究を深めるなかで、本共同研究の成果を公開する必要も共通認識となりつつある。本年度は、在外日本人の法社会的立場とそのまなざしを検証する素材として、2つのデータベースをテスト版公開した。 (1)画像DB:戦前期東アジア絵はがきデータベース(http://gsv.u-shimane.ac.jp/t-kishi/postcards/) (2)書誌DB:戦前期天津史文献目録データベース(邦文編)(http://gdb.u-shimane.ac.jp/neardb/tianjinJsp.jsp) 3 海外調査の実施 アメリカ、韓国、台湾で関連資料の調査を実施した。
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Research Products
(7 results)